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特集 呼吸器疾患と循環器疾患

トピック 睡眠時無呼吸と心疾患:呼吸への介入は予後改善につながるのか?

CARDIAC PRACTICE Vol.28 No.1, 61-66, 2017

百村伸一

睡眠呼吸障害(sleep disordered breathing:SDB)は気道の閉塞による閉塞性睡眠時無呼吸(obstructive sleep apnea:OSA)と呼吸中枢からの呼吸ドライブの抑制による中枢性睡眠時無呼吸(central sleep apnea:CSA)に大きく分けられるが,冠動脈疾患,大動脈解離をはじめとするさまざまな心血管疾患にはOSAを高率に合併し,さらに心疾患のなかでも心不全患者にはOSA,CSAのいずれも高率に合併する1)。しかしながらOSAとCSAの心血管疾患の発症進展の過程におけるそれぞれの役割は異なっている。OSAは生活習慣と深く結びついた病態でさまざまな心血管疾患の発症と進展にかかわる危険因子ととらえることができる。一方で循環器領域におけるCSAは心不全の結果発生する病態であるとされている。いずれにしてもSDBがあると将来の心血管疾患が増加し,あるいはすでに存在する心血管疾患の予後を悪化させるため,SDBに対する介入が心血管疾患の一次予防,二次予防につながるのではないかと考えられ,多くの観察研究,前向き研究,無作為研究が発表されてきた。
「KEY WORDS」sleep disordered breathing(SDB),obstructive sleep apnea(OSA),central sleep apnea with Cheyne-Stokes respiration(CSR-CSA),continuous positive airway pressure(CPAP),adaptive-servo ventilation(ASV)


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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