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特集 呼吸器疾患と循環器疾患

臨床 心疾患患者に潜在するCOPDの診断と治療

CARDIAC PRACTICE Vol.28 No.1, 43-50, 2017

佐田誠

慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD)は全身性炎症性疾患ともいわれ,肺で生じた炎症が全身に波及し,種々の臓器にさまざまな併存症を有する全身性疾患として捉えられている。COPD併存症のなかで最も重要で,最も高頻度とされているのが心血管系疾患であるが,慢性心不全や虚血性心疾患との臨床症状の類似点も多く,お互いを見落とすことも少なくない。近年,気管支拡張薬が心血管系疾患の病態を,βブロッカーがCOPDの病態を改善させる可能性が指摘されており,COPDの新しい治療戦略を確立すべく新たな臨床試験も始まっている。
本稿では,COPDと心血管系疾患に関する種々のエビデンスを紹介するとともに,心血管系疾患併存COPDの治療戦略における今後の方向性について概説する。
「KEY WORDS」慢性閉塞性肺疾患(COPD),心血管系疾患(cardiovascular disease),長時間作用性抗コリン薬(LAMA),長時間作用性β2刺激薬(LABA),βブロッカー(β-blocker),スタチン(statin)


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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