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特集 循環器疾患と異所性脂肪

臨床 循環器疾患と異所性脂肪
Cardiovascular disease and ectopic fat

CARDIAC PRACTICE Vol.27 No.4, 33-38, 2016

島袋充生

「はじめに」過体重,肥満者は,脂質異常症,耐糖能障害,高血圧症といった動脈硬化症リスクを合併しやすく,心臓血管病を起こしやすい。内臓脂肪型肥満では皮下脂肪型肥満に比べ,動脈硬化症リスクが重積しやすく心臓血管病が起こりやすいため,メタボリックシンドロームとカテゴリー化され,対策が講じられている。肥満を背景にもつ2型糖尿病(肥満2型糖尿病)もメタボリックシンドロームと類縁の病態を有する。これら肥満症に伴うリスクの重積は,従来脂肪細胞における脂肪蓄積(正所性脂肪)とインスリン抵抗性,インスリン分泌障害のかかわりから検討されてきた1)。最近,脂肪細胞以外の臓器における脂肪蓄積「異所性脂肪(ectopic fat)」の様態にも注目が集まり,その病的意義に注目が集まっている。異所性脂肪は,肝臓,骨格筋,腎臓周囲のほか心臓血管周囲にもみられ「心臓脂肪・血管周囲脂肪」と呼ばれる2)(図1)。本稿では,循環器疾患と異所性脂肪,心臓・血管周囲脂肪の関係についてまとめた。
「KEY WORD」Obesity,insulin resistance,diabetes mellitus,ectopic fat


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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