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特集 循環器疾患と異所性脂肪

基礎 異所性脂肪と脂肪毒性
Ectopic fat and lipotoxicity

CARDIAC PRACTICE Vol.27 No.4, 17-21, 2016

桒田博仁田中都菅波孝祥

「はじめに」メタボリックシンドロームでは,脂質異常症,耐糖能障害,高血圧症のリスクが重積し,心臓血管病の発症リスクとなる。メタボリックシンドロームでみられるインスリン抵抗性の発現には,肝臓や骨格筋などの脂肪組織以外の臓器(nonadipose tissue)における脂肪蓄積,異所性脂肪(ectopic fat)が重要であるという考えが,提唱・支持されるようになってきた。異所性脂肪が蓄積することで,肝臓,骨格筋の慢性炎症やインスリン抵抗性が起こり,その結果として,脂質異常症,耐糖能障害,高血圧症のリスクが集積し,心臓血管病が起こりやすくなるという病態が想定されている。メタボリックシンドロームは,肥満の脂肪組織を起点として,アディポサイトカインや遊離脂肪酸を重要なメディエータとする複雑な臓器間ネットワークを介し,全身に慢性炎症が拡大・波及する病態と考えられる。
「KEY WORD」異所性脂肪,脂肪組織リモデリング,マクロファージ,NASH


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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