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特集 糖尿病と肝臓

特集にあたって

Diabetes Frontier Vol.28 No.6, 631, 2017

荒木栄一

肝臓は消化・吸収されたブドウ糖が最初に流入する臓器であり,また空腹時には全身へのブドウ糖の供給を担う役割を果たしている。したがって,血糖値の維持に中心的な役割を果たす。一方,過栄養の状態が持続すると,さまざまな機序によって肝臓におけるインスリン作用の障害が起こり耐糖能障害を惹起・増強し,また脂肪肝や非アルコール性脂肪性肝疾患(nonalcoholic fatty liver disease:NAFLD),非アルコール性脂肪肝炎(nonalcoholic steatohepatitis:NASH) が引き起こされる。NASH/NAFLDからは肝癌の発症が高いことが知られており,また糖尿病患者においても肝癌による死亡が高いことが報告されている。


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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