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特集 糖尿病と感染症

【各論】6.糖尿病とピロリ菌感染

Diabetes Frontier Vol.28 No.4, 427-431, 2017

今井淳太片桐秀樹

ヘリコバクターピロリ(Helicobacter pylori :HP)はヒトなどの胃に生息し,胃・十二指腸潰瘍や胃癌の原因となることが知られているらせん型のグラム陰性菌である。HPは胃・十二指腸疾患のみでなく心血管疾患1),認知症2)やパーキンソン病3)などの神経疾患,COPDなどの呼吸器疾患4),鉄欠乏性貧血5)や血小板減少症6)などの血液疾患など幅広い分野の疾患との関連が示唆されているが,そのメカニズムについては不明な点が多い。
糖尿病とHP感染の関連は現時点で明らかになっていないが,最近,その関連を示唆する報告が散見される。本稿では糖尿病とHPの関連について概説する。また,以前われわれが経験した特発性血小板減少性紫斑病(immune thrombocytopenic purpura:ITP)と合併し,HP除菌で病態が改善したB型インスリン抵抗症の症例について紹介し,推定される病態改善機序などについて解説する。
「KEY WORDS」B型インスリン抵抗症,インスリン受容体抗体,除菌,2型糖尿病,1型糖尿病


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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