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投稿論文

高血糖のため持効型インスリン導入した患者におけるインスリン離脱の可否に関する検討

Diabetes Frontier Vol.28 No.3, 349-353, 2017

野口享秀堀浩子堀川幸男

2型糖尿病でインスリン開始後経口血糖降下薬への切り替えを検討した。外来初診時HbA1c 9.0%以上で持効型インスリン導入した72名のうち,経過中にHbA1cが7%未満になりインスリンを中止し,経口薬に切り替えた48名(A群)と不可能の24名(B群)を比較検討した。A・B両群で有意差がみられたのは,①糖尿病歴,②経過中の最大インスリングラルギン使用量,③尿中アルブミン排泄量,④網膜症あり,の4項目でいずれもA群にて少なかった。多変量解析では,①糖尿病歴,②Maxインスリングラルギン使用量,③BMI(前)であり,尿中アルブミン排泄量は有意な傾向であった。またインスリン開始時と離脱時を比較して,A群では血中随時CPRが有意に上昇していたが,B群は変化を認めなかった。インスリンにより高血糖毒性が解除され,内因性インスリン分泌能の回復が認められたA群では外因性インスリンからの離脱が可能であった。
「KEY WORDS」インスリングラルギン,DPP-4阻害薬,血中随時CPR


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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