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特集 糖尿病網膜症

OTC angiographyによる糖尿病網膜症の評価

Diabetes Frontier Vol.28 No.3, 291-297, 2017

石羽澤明弘

光干渉断層計(optical coherence tomography:OCT)は糖尿病網膜症,特に黄斑浮腫に対して,今や必須の診療機器であり,浮腫の形態を定性的に評価できるとともに,網膜厚などの測定により,治療前後の変化を定量的にも捉えることが可能となった。一方,OCTは網膜神経組織の構造の観察に優れるが,糖尿病による微小血管障害そのものの検出,すなわち毛細血管瘤や網膜無灌流領域,新生血管などの描出に関しては,明らかにフルオレセイン蛍光眼底造影(fluorescein angiography:FA)に軍配が上がる。つまり,糖尿病の病期を適切に判定するには,やはりFAが欠かせないのが現状である。しかし近年,広く普及したOCTで血流を可視化するOCT angiography(OCTA)が開発され,造影剤を用いず,非侵襲的に毛細血管レベルで微小循環障害を描出できるようになってきた。本稿ではまずOCTAの基本原理について触れ,この新たなmodalityが,糖尿病網膜症の評価にどのように有効か,各病期における画像を提示し解説していく。
「KEY WORDS」光干渉断層計(OCT),OCT angiography,毛細血管瘤,無灌流領域,網膜内細小血管異常,新生血管


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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