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特集 睡眠障害:超高齢社会における実態とその対策

高齢者の夜間行動異常

Pharma Medica Vol.35 No.3, 29-33, 2017

小鳥居望石田重信

高齢者では睡眠障害の頻度が高まることが知られているが,なかでも認知症では大脳の器質障害がより広範囲に及ぶために,夜間にさまざまな行動障害が生じる頻度が高くなる。このような夜間の行動障害は本人の事故のリスクを高めるだけでなく,家族や介護者にも多大な負担と生活の質(quality of life;QOL)の低下を強いることから,その対応は重要である。
睡眠時随伴症のうち,ノンレム睡眠時随伴症のほとんどはStage3,4の徐波睡眠時に発現するもので,好発するのは小児期~青年期であり,徐波睡眠がみられにくくなる高齢者での発現はまれである。よって高齢者に生じる睡眠時随伴症の多くはレム睡眠時随伴症で,このうち夜間の激しい異常行動として問題になるのはレム睡眠行動障害(REM sleep behavior disorder;RBD)である。本稿では,RBDとその他高齢者に比較的多くみられる睡眠関連てんかんと夜間せん妄の病態と対策に焦点をあてて概説する。
「KEY WORDS」レム睡眠行動障害,てんかん,せん妄,認知症


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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