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特集 がん免疫療法:最近の進歩と展望

免疫チェックポイント阻害薬の臨床:腎細胞がんおよび尿路上皮がん

Pharma Medica Vol.34 No.10, 41-47, 2016

冨田善彦

それまでサイトカインのみが若干の有効性を示すにすぎなかった腎細胞がんに対する薬物療法は,2008年,進行性腎細胞がんに対しソラフェニブが薬事承認され,続いてスニチニブ,アキシチニブ,パゾパニブのtyrosin kinase inhibitor(TKI)や,エベロリムス,テムシロリムスのmTOR阻害薬が導入されて大きく変わった。この結果,進行性腎細胞がん患者の予後は改善されたが,これら分子標的薬を用いても生存期間の延長は認められるものの,長期にわたる完全奏効は非常にまれである。これは,血管新生の阻害や,細胞増殖のシグナル伝達をブロックし,一時的に奏効したとしても,腫瘍細胞が別の機構により,再度増殖能を獲得することが多いためと考えられる。
「KEY WORDS」免疫チェックポイント,I-O(Immune-Oncology)drug,腎細胞がん,尿路上皮がん


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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