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特集 肝炎の最新情報と展望

C型肝炎の抗ウイルス治療の進歩
Recent advance in antiviral therapies for hepatitis C.

Pharma Medica Vol.34 No.2, 35-38, 2016

坂本直哉

「はじめに」C型肝炎ウイルス(hepatitis C virus;HCV)は肝硬変,肝癌の主因であり,国内に約130~150万人の感染者が存在するが,わが国の感染者は世界に際立って高齢化が進行しており,忍容性の高く有効な治療薬の開発が長く待ち望まれていた。HCVの治療は,近年までインターフェロン(IFN)投与を基本とした抗ウイルス療法が行われてきたが,近年登場した一連のDirect Acting Antivirals(DAA)によるIFNフリー治療の登場により,成績が大きく向上し,治療の対象も大幅に拡大された。今回,DAAによる抗ウイルス療法の現況と,今後の課題などについて解説する。
「Ⅰ.HCVの遺伝子構造と感染ライフサイクル」HCVはFlavivirus科に属する約9,600塩基のプラス鎖RNAウイルスである。HCVゲノムRNAは約3,000アミノ酸からなる単一のreading frameをもち,構造蛋白(Core,E1,E2)および非構造蛋白(P7,NS2,NS3,NS4A,NS4B,NS5A,NS5B)が生成される。
「KEY WORDS」DAA,プロテアーゼ阻害薬,NS5A阻害薬,ポリメラーゼ阻害薬,IFNフリー・プロトコル


※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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