M-Review Highlight 新刊アイ

6年ぶりに改訂!腎癌の日常診療における必携の一冊 [新刊アイ]

投稿日時:2017/07/21(金) 17:00rss

M-Review Hightlight
新刊アイ

No.49 2017.07.21 発行:株式会社メディカルレビュー社

6年ぶりに改訂!腎癌の日常診療における必携の一冊

「新刊アイ」では、“先生のコメントから読み解く新規刊行物の魅力”をお伝えいたします。
今号では、前版(2011年発行)から大きく変化した診断・治療法を盛り込み、最新の腎癌診療を解説した『腎癌診療ガイドライン2017年版』のご紹介です。

目次
新刊案内『腎癌診療ガイドライン2017年版』
馬蹄腎の3D血管イメージングと3Dプリンターを用いた臓器造形
―馬蹄腎に伴った左下極腎細胞癌手術―
免疫チェックポイント阻害薬の臨床:腎細胞がんおよび尿路上皮がん
ソラフェニブの開発

新刊案内

『腎癌診療ガイドライン2017年版』

発行日 : 2017年7月8日
編 集 : 日本泌尿器科学会
 
腎癌診療ガイドライン2017年版

2016年には腎癌領域で大きな動きが2つありました。1つは外科療法におけるロボット支援腎部分切除術の保険収載であり、もう1つは分子標的薬中心の薬物療法における新たな免疫チェックポイント阻害薬の腎癌への適応拡大の承認です。また、監視療法、それに絡む腎腫瘍の生検等は、多くの臨床医が興味のある内容と考えます。これらを反映して、分野数は第2版の4から6へと増加し、CQ数も24から29になりました。
本ガイドラインが本邦の腎癌診療において、患者と医療者の意志決定に寄与することを祈念いたします。

(「改訂にあたって」より一部抜粋)

詳細はこちら

ピックアップ
馬蹄腎の3D血管イメージングと3Dプリンターを用いた臓器造形
―馬蹄腎に伴った左下極腎細胞癌手術―

Nephrology Frontier Vol.14 No.3, 56-60, 2015
山本徳則 ほか

腎臓は後腎の発育により発生するが、左右の後腎が仙骨部の中央部から第2腰椎の高さに上昇する過程において、両側腎が腎下極(稀に腎上極)で融合する(峡部)回転異常を伴った先天性疾患を馬蹄腎と言う。発生頻度は400人に1人と言われており、形態上は、通常よりも低く正中側に位置し、尿管は腎の前面で正中側を下行する。支配血管は多様性であり、腎動脈の分岐異常は60~74%に認められる。支配血管が多様な上、血管分布に対してCrawfordは外科的立場から簡潔に、Ⅰ群:一対の主幹動脈が大動脈より分岐するもの、Ⅱ群:一対の主幹動脈と1ないし4本の小動脈が大動脈ないし腸骨動脈から分岐するもの、Ⅲ群:多数の小動脈が大動脈ないし腸骨動脈から分岐するものの3群に分類している。複雑な腎臓血管に加え、さらに回転異常、下極融合(峡部)を伴い複雑な3D構造を有する。手術的な面から解剖学的特徴としては栄養血管が多彩なこと、峡部の存在があげられる。

記事を読む

ピックアップ
免疫チェックポイント阻害薬の臨床:腎細胞がんおよび尿路上皮がん

Pharma Medica Vol.34 No.10, 41-47, 2016
冨田善彦

それまでサイトカインのみが若干の有効性を示すにすぎなかった腎細胞がんに対する薬物療法は、2008年、進行性腎細胞がんに対しソラフェニブが薬事承認され、続いてスニチニブ、アキシチニブ、パゾパニブのtyrosin kinase inhibitor(TKI)や、エベロリムス、テムシロリムスのmTOR阻害薬が導入されて大きく変わった。この結果、進行性腎細胞がん患者の予後は改善されたが、これら分子標的薬を用いても生存期間の延長は認められるものの、長期にわたる完全奏効は非常にまれである。これは、血管新生の阻害や、細胞増殖のシグナル伝達をブロックし、一時的に奏効したとしても、腫瘍細胞が別の機構により、再度増殖能を獲得することが多いためと考えられる。

記事を読む

ピックアップ
ソラフェニブの開発

Thyroid Cancer Explore Vol.2 No.1, 83-87, 2016
塚田克也

ソラフェニブ(BAY 43-9006)は、トシル酸塩であるBAY 54-9085の有効成分(遊離塩基)であり、複数のキナーゼを標的とする経口の抗悪性腫瘍薬である。In vitroにおいて腫瘍細胞の増殖に関わるキナーゼ(CRAF、BRAFおよび変異型BRAF、KIT、RET、FLT-3)、腫瘍血管新生に関わるキナーゼ(VEGFR-1、VEGFR-2、VEGFR-3およびPDGFR-β)に対する阻害活性を有し、in vivoにおいて、腎細胞癌および肝細胞癌をはじめ、各種腫瘍の移植モデルにおいて抗腫瘍効果を示すことが明らかになっている。

記事を読む

学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
7/22~7/23 32 日本皮膚外科学会総会・学術集会
中村泰大
さいたま
大宮ソニックシティ
7/27~7/28 26 日本がん転移学会学術集会・総会
土岐祐一郎
大阪
大阪府立国際会議場
7/27~7/29 35 日本骨代謝学会学術集会
田中良哉
福岡
ホテル日航福岡
7/29~7/30 35 日本美容皮膚科学会総会・学術大会
山田秀和
大阪
グランフロント大阪
8/5 8 日本脳血管・認知症学会学術総会(VAS-COG Japan 2017)
内山真一郎/小室一成
東京
虎ノ門ヒルズフォーラム

Editor's eye

先日、「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」が新たに世界遺産に登録されました。 日本では21件目の世界遺産になります。
世界遺産は「文化遺産」「自然遺産」「複合遺産」の3つに分類されており、日本では文化遺産が17件、自然遺産が4件登録されています。

今回の沖ノ島を含む日本の文化遺産は、複数の資産で構成されているものが幾つかあります。
2013年に登録された富士山は富士山域以外にも三保の松原や7社の神社、河口湖など25の資産で構成されています。その翌年(2014年)の富岡製糸場も工場以外に3つの資産が含まれています。
京都の観光スポットとして有名な清水寺・龍安寺・平等院・二条城も「古都京都の文化財」として文化遺産に登録されています。

それぞれの文化遺産を調べてみると面白いですよ。

編集部S
  • このメールは「新刊アイ」に登録されているM-Square会員の方にお送りしています。
  • このメールは送信専用メールアドレスから配信しています。このままご返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。
  • 「新刊アイ」配信先の変更は、メールアドレス変更フォームからお願いします。
  • 内容・記事に対するお問い合わせは、お問い合わせフォームからご連絡ください。
  • メールマガジン配信・停止の設定は、こちらより行ってください。
Copyright(c) 2012-2017 Medical Review Co., Ltd. All Rights Reserved.
トップページへ戻る
メディカルレビュー社の学会データベース
Diabetes Frontier Online - レクチャー 糖尿病患者の外食
糖尿病領域のオンライン投稿誌 Diabetes Frontier Online
2018年学会カレンダー 学会代表者からのメッセージもございます!
国際学会発表 世界に伝わる情報発信術指南「流れがわかる英語プレゼンテーション How To」 佐藤雅昭・著
COPD Selected Papers Online COPDに関する論文紹介 著名編集委員が厳選した最新の文献をご覧頂けます。
新刊・定期媒体のご紹介・ご購入はこちら メディカルレビュー社 医学書の編集、印刷、出版
メールマガジン「M-Review Highlight」配信中!
 

メディカルレビュー社の医療関係者向け会員制サービス「M-Square」に登録していただくと、これらのメールマガジンをご購読いただけます。

「M-Square」とは?
メールマガジンのご紹介

【PR広告】

目次から記事を探す