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専門医でも聞きたい皮膚科診療100の質問/エビデンスに基づいた癌化学療法ハンドブック2017 [新刊アイ]

投稿日時:2017/06/23(金) 17:00rss

M-Review Hightlight
新刊アイ

No.48 2017.06.23 発行:株式会社メディカルレビュー社

専門医でも聞きたい皮膚科診療100の質問/
エビデンスに基づいた癌化学療法ハンドブック2017

「新刊アイ」では、“先生のコメントから読み解く新規刊行物の魅力”をお伝えいたします。
今号では、皮膚科専門医も知りたい知識や疑問にスペシャリストの先生方が答える『専門医でも聞きたい皮膚科診療100の質問』と、がん薬物療法の進歩に伴い、前版(2012年発行)から情報量が大幅にアップした『エビデンスに基づいた癌化学療法ハンドブック2017』のご紹介です。

目次
新刊案内『専門医でも聞きたい皮膚科診療100の質問』
ACROSS trialを深読みする
新刊案内『エビデンスに基づいた癌化学療法ハンドブック2017』
乳がんにおける術前薬物療法での新規薬剤の開発へ向けて
~「I-SPY 1」から「I-SPY 2」へ~

新刊案内

『専門医でも聞きたい皮膚科診療100の質問』

発行日 : 2017年6月10日
編 集 : 宮地良樹(みやちよしき)
所 属 : 滋賀県立成人病センター総長/
京都大学名誉教授
宮地良樹
専門医でも聞きたい皮膚科診療100の質問

ご略歴(宮地先生)
1951年 静岡県出身。
静岡県立静岡高等学校卒業後、1977年 京都大学医学部卒業。天理よろづ相談所病院内科レジデントを経て京都大学医学部皮膚科学教室入局。米国留学ではリウマチ学専攻。京都大学医学部皮膚科学講師、病棟医長を経て、1992年より群馬大学医学部皮膚科学教授。1998年より京都大学大学院医学研究科皮膚科学教授。2014年より滋賀県立成人病センター病院長、京都大学名誉教授。2017年 滋賀県立成人病センター総長 兼 病院長。
専門は皮膚アレルギー炎症、皮膚疾患と活性酸素、紫外線生物学、皮膚の老化、褥瘡など。

本書の発刊に際し、編集いただいた宮地先生にお話をうかがいました。

――皮膚科専門医の先生方がぶつかりそうな壁にはどのようなものがありますか。
また通常はどのようにしてその壁を乗り越えるのでしょうか。

専門医には、永年の経験から「きっとこうだろうが、エキスパートの眼から見て正しいのか?」とか「通り一遍の講演では判らないけど、本当のところはどうなのだろう?」というようなディープな疑問があるものです。たとえば「足白癬がなければ手白癬はないというのは本当か?」とか、「肘・膝・頭部に発疹がなければ乾癬ではない?」といったような質問です。本書は、そんな専門医のなかなか訊けない質問に痛快な解説が用意されています。

――皮膚科専門医の先生方に本書の読み方のコツを伝授いただけますか?
かなりの領域を網羅していますので、専門医であれば一気にすべてを読破したくなるはずです。

――宮地先生にとって記念すべき編著本200冊目になりますが、本書に込めた想いがございましたらお聞かせください。
1991年以来16年の歳月をかけて200冊目に到達しました。執筆者の先生からは「書くのが大変だった。でもいい勉強になったし、他の分野も是非読んでみたい」といわれて、ほくそ笑んでいます。皮膚科専門医のニーズに応える自信作になったからです。

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ピックアップ
ACROSS trialを深読みする

皮膚アレルギーフロンティア Vol.14 No.2, 50-52, 2016
神戸直智

「眠気のある抗ヒスタミン薬のほうがかゆみ治療の効果も高いのか?」という風説を検証する目的で企画されたACROSS trialには、502例もの症例が組込まれ、多施設無作為化オープンラベル・クロスオーバー比較試験として実施され、それを否定する明確な回答を提供したという点において非常に質の高い臨床試験であった。また、同じくACROSS trialには、抗ヒスタミン薬を処方する際に、臨床現場で何気に、しかし頻繁に説明されている「眠気のある抗ヒスタミン薬でも、内服を続けることで眠気は徐々に感じなくなりますから」という風説に対しても回答の一端を提供していることに価値があると、筆者は個人的に評価している。

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新刊案内

『エビデンスに基づいた癌化学療法ハンドブック2017』

発行日 : 2017年6月10日
総監修 : 大津敦(おおつあつし)
所 属 : 国立がん研究センター東病院 病院長
 
エビデンスに基づいた癌化学療法ハンドブック2017

ご略歴(大津先生)
1983年 東北大学医学部卒業、1983年 いわき市立総合磐城共立病院内科研修医、1986年 国立がんセンター病院内科レジデント、1992年 国立がんセンター東病院内視鏡部消化器科医員、1992年 東北大学医学博士取得、1997年7~9月 米国MD Anderson Cancer Centerにて研修、2001~2008年 国立がんセンター東病院内視鏡部消化器科医長・治験管理室室長(併任)、内視鏡部長、通院治療部長、臨床開発センター長、2012年 国立がん研究センター早期・探索臨床研究センター長 / 同センター東病院臨床開発センター長、2015~2016年 国立がん研究センター先端医療開発センター長、2015年より現職。

本書発刊に際して(序文より抜粋)

国民の二人に一人ががんに罹患する時代において、まさに日進月歩で進歩するがん治療において、適切な治療を安全に遂行することに国民からの期待も大きい。飛躍的な治療成績の向上とともに複雑化・高度化するがん薬物療法に対して多くの医療者の皆様方が積極的に知識や技量の向上に努め、少しでも多くのがん患者さんに良質な医療を提供できるように願ってやまない。
本書は2004年の初版から改訂第4版を迎える。大幅な薬物療法の進歩により前版(2012年)では151レジメンであったものが本版では230を超えるまでに至っており、大幅なページ数の増加となっている。それぞれの領域の第一線でご活躍されているご多忙な先生方にご執筆をお願いさせていただいたが、チーム医療の重要性からコメディカルスタッフにも活用されやすいように簡潔で見やすい記載や図表を意識して作成をいただいた。本書が最前線で日々がん患者さんと向き合っている医療者の皆様方の薬物療法実践に少しでもお役に立てば望外の喜びである。

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ピックアップ
乳がんにおける術前薬物療法での新規薬剤の開発へ向けて
~「I-SPY 1」から「I-SPY 2」へ~

がん分子標的治療 Vol.14 No.2, 84-86, 2016
新倉直樹

乳がんにおける術前化学療法(neoadjuvant chemotherapy;NAC)は乳房温存手術を可能にする症例を増やすために普及したが、近年では薬剤効果の判定や病理学的完全奏効(pathological CR;pCR)率の予後に対する影響などが報告され、標準治療の1つとして広く日常臨床に普及している。乳がんでは4つのサブタイプに分けて治療法を選択し、それぞれ予後が異なることは周知の事実である。I-SPY1試験(Investigation of Serial Studies to Predict Your Therapeutic Response With Imaging and Molecular Analysis)でも示されているとおり、NACにおけるpCR率は、luminal type(ホルモン受容体(HR)陽性/ヒト上皮成長因子受容体(HER)2陰性)乳がんでは低く、トリプルネガティブ乳がん(triple negative breast cancer;TNBC)、HER2陽性乳がんでは高い。またHER2陽性乳がんではトラスツズマブの追加によりpCR率が向上する。この点については、日本での乳がん登録を用いた2万例以上のNACの解析結果でも同様な傾向が認められており、広く臨床に普及している。

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学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
7/6~7/7 49 日本動脈硬化学会総会・学術集会
松本昌泰
広島
広島グランドプリンスホテル
7/6~7/7 53 日本肝癌研究会
國土典宏
東京
京王プラザホテル
7/7~7/9 - 脳血管内治療ブラッシュアップセミナー2017
坂井信幸
神戸
神戸国際展示場
7/8 44 皮膚かたち研究学会総会・学術大会
秋山真志
名古屋
名古屋大学大学院
医学系研究科
7/13~7/14 22 日本冠動脈外科学会学術大会
小林順二郎
豊中
千里阪急ホテル

Editor's eye

7月7日は七夕ですね。今回は星の話題です。
織姫と彦星の物語にも出てくる天の川は、実は1年中日本の空に存在しています。季節によって見え方が異なり、7月頃から8月後半位までの間が一番綺麗に見ることができるため、夏の風物詩となりました。
旧暦の7月7日は現在のお盆前の時期にあたります。昔の七夕は梅雨も明けて星がより見えやすい時期だったのですね。

「願い事を3回唱えると叶う」の言い伝えで有名な流れ星の速度は、秒速20~70kmだそうです。1秒くらいで消えてしまうので、本当に一瞬です。

星といえば、12星座別の占いをテレビや新聞でよく目にしますが、ランキング形式に発表されると内容よりも順位が気になってしまいます。

編集部S
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