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世界初!腎性低尿酸血症のガイドライン [新刊アイ]

投稿日時:2017/04/21(金) 05:00rss

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新刊アイ

No.46 2017.04.21 発行:株式会社メディカルレビュー社

世界初!腎性低尿酸血症のガイドライン

「新刊アイ」では、“先生のコメントから読み解く新規刊行物の魅力”をお伝えいたします。
今号では、世界初の腎性低尿酸血症のガイドラインである『腎性低尿酸血症診療ガイドライン』をご紹介します。

目次
新刊案内『腎性低尿酸血症診療ガイドライン』
腎性低尿酸血症
尿細管間質病変の病理をどう臨床に活かすか
高尿酸血症・低尿酸血症と腎

新刊案内

『腎性低尿酸血症診療ガイドライン』

発行日 : 2017年4月20日
監 修 : 日本痛風・核酸代謝学会
 
腎性低尿酸血症診療ガイドライン

腎性低尿酸血症は、腎臓における尿酸の再吸収不全に起因する低尿酸血症を主徴とする病態である。一連の研究により、腎性低尿酸血症の原因や疾患病態が徐々に明らかになっていく一方で、医療関係者内における本疾患の全国的な認知度はまだまだ低く、統一的な指針を明示して周知するべく「腎性低尿酸血症診療ガイドライン」を作成した。疾患の周知を図ることにより、さらなる実態の解明に迫り、よりよい治療や予防の手段が患者に届けられることを目的としている。本診療ガイドラインは世界に先駆けて日本で最初に作られたものであり、これを機に腎性低尿酸血症の研究と臨床診療が大きく発展することを切望する。

(序文より抜粋)

 

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ピックアップ
腎性低尿酸血症

高尿酸血症と痛風 Vol.23 No.2, 73-78, 2015
市田公美

腎性低尿酸血症は、尿細管障害を認めないにもかかわらず、腎臓における尿酸排泄が亢進して低尿酸血症をきたす疾患である。その原因は、近位尿細管の管腔側膜と血管側膜にそれぞれ発現し、尿酸の再吸収方向に働くトランスポーターであるURAT1/SLC22A12またはGLUT9/SLC2A9の欠損である。URAT1/SLC22A12欠損による腎性低尿酸血症が、日本では無症状の低尿酸血症のほとんどを占めている。腎性低尿酸血症は、低尿酸血症自体による症状は認めないが、合併症として運動後急性腎不全と尿路結石を認めることがある。腎性低尿酸血症による運動後急性腎不全は横紋筋融解症と異なる疾患であり、比較的強い腰背部痛や嘔気、嘔吐を伴う急性腎不全である。無酸素運動により誘発されやすく、虚血再灌流障害が関与していると考えられている。尿路結石は、腎性低尿酸血症では尿中尿酸排泄量が増加していることにより頻度が高いと考えられている。

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ピックアップ
尿細管間質病変の病理をどう臨床に活かすか

Nephrology Frontier Vol.15 No.1, 30-34, 2016
岡一雅

尿細管間質病変で、予後不良を考える像としては、尿細管の大小不同である。臨床像としては、慢性腎不全(非代償期)に相当する。診断基準となる組織所見としては、尿細管壊死/変性の急性尿細管傷害、Myeloma cast、尿細管炎の像があがる。それぞれ臨床像として、急性腎不全、多発性骨髄腫、間質性腎炎に相当する。上記組織像は、糸球体病変に伴う場合もあり、診断する際には糸球体疾患の除外がまず必要となる。
腎生検の適応となる疾患は、糸球体腎炎が多いが、腎全体の量的、腎機能に影響する質的な観点からは、尿細管間質病変を正しく認識することは重要である。本稿では、尿細管間質の正常組織像から、予後因子、急性尿細管傷害、尿細管間質性腎炎など診断基準となる組織像を解説する。

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ピックアップ
高尿酸血症・低尿酸血症と腎

Nephrology Frontier Vol.15 No.2, 22-26, 2016
座間味亮 ほか

無症候性高尿酸血症が慢性腎臓病(CKD)の原因になる可能性が疫学研究や小規模な介入研究などから示唆され、細動脈硬化症がその機序に関連している可能性がある。近年、新しいキサンチンオキシダーゼ(XO)阻害薬の登場によりCKD患者でも比較的安全に尿酸値を下げることが可能になってきた。今後、腎保護の観点から高尿酸血症に対する治療を検討する必要がある。一方、尿酸自体に抗酸化作用があり、低尿酸血症も急性腎障害やCKDの原因になる可能性も示唆されている。

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学会カレンダー

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会期 学会名/会長 主会場
4/27~4/28 60 日本手外科学会学術集会
平田仁
名古屋
名古屋国際会議場
4/27~4/29 106 日本病理学会総会
落合淳志
東京
京王プラザホテル
5/11~5/13 93 日本消化器内視鏡学会総会
飯石浩康
大阪
大阪国際会議場 他
5/13~5/14 6 臨床高血圧フォーラム
柏原直樹
岡山
岡山コンベンションセンター
5/15~5/19 - Keystone Symposia Aging and Mechanisms of Aging-Related Disease
坪田一男
横浜
パシフィコ横浜 会議センター
5/18~5/20 60 日本糖尿病学会年次学術集会
中村二郎
名古屋
名古屋国際会議場

Editor's eye

気温が上昇し、蒸し暑くなると増えるのがにわか雨や夕立です。朝は晴れていても夕方急に天気が変わることも多いので、カバンには折り畳み傘を常備しています。
筆者の出身地では「弁当忘れても傘忘れるな」という格言があるくらい天気が変わりやすく、駅や公共施設には置き傘が設置してありました。

日本では戦前から折り畳み傘が開発されていたそうですが、注目されたのは1954年販売の傘骨にスプリングをつけた洋傘「アイデアル傘」だったようです。植木等によるテレビCM「なんである、アイデアル」のキャッチコピーは当時の流行語になりました。また、ナイロンやポリエステルの化学繊維が開発され大衆向けの洋傘が普及しはじめたのもこの頃だそうです。

近年温暖化による集中豪雨が多発しています。今年は軽くて丈夫な折り畳み傘を用意しようと思っています。

編集部S
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