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今日から診療で使える!皮膚科新薬の知識 [新刊アイ]

投稿日時:2017/03/17(金) 15:30rss

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新刊アイ

No.45 2017.03.17 発行:株式会社メディカルレビュー社

今日から診療で使える!皮膚科新薬の知識

「新刊アイ」では、“先生のコメントから読み解く新規刊行物の魅力”をお伝えいたします。
今号では、皮膚科新薬の知識と実践的な使い方のコツを達人が伝授する『皮膚科新薬の使い方』をご紹介します。

<お知らせ>

姉妹サイト「COPD Selected Papers Online」を更新いたしました。
COPDに関する論文のうち、注目すべき論文を4人の編集委員が厳選。病因・病態、診断・評価、薬物治療などの分野に分け、各論文を簡単な要約で紹介しています。
現在、712論文が閲覧可能です。どうぞご利用ください。

目次
新刊案内『皮膚科新薬の使い方』
遺伝子解析に基づくがん治療 悪性黒色腫
第34回日本美容皮膚科学会総会・学術大会
生物学的製剤による乾癬治療 TNF-α阻害薬とIL-12/23阻害薬

新刊案内

『皮膚科新薬の使い方』

発行日 : 2017年2月20日
編 集 : 宮地良樹(みやちよしき)
所 属 : 京都大学名誉教授/
滋賀県立成人病センター病院長
宮地良樹
皮膚科新薬の使い方

ご略歴(宮地先生)
静岡県立静岡高等学校卒業後、1977年 京都大学医学部卒業。天理よろづ相談所病院内科レジデントを経て京都大学医学部皮膚科学教室入局。米国留学ではリウマチ学専攻。京都大学医学部皮膚科学講師、病棟医長を経て、1992年より群馬大学医学部皮膚科学教授。1998年より京都大学大学院医学研究科皮膚科学教授。2014年10月より滋賀県立成人病センター病院長。
専門は皮膚アレルギー炎症、皮膚疾患と活性酸素、紫外線生物学、皮膚の老化、褥瘡など。

編集いただいた宮地先生に、企画の背景となる皮膚科の現状から本書の読み方のコツまでお話をうかがいました。

――皮膚科における新薬の現状について教えてください。
いま皮膚科領域ではどんどん新薬が登場して、ちょっと目を離すと新薬の潮流に乗り遅れてしまいそうな状況です。 ですから本書で皮膚科新薬の現況や知識をアップデートしておく必要があります。

――日常診療で新薬を使いこなすためには、どのようなことが必要だとお考えですか?
どこに新薬の新規性があるのか、作用機序やメリット・デメリットを要領よく理解して、それぞれの薬剤のポジショニングを整理して頭に入れる必要があります。特ににきび、爪白癬、乾癬、アトピー性皮膚炎に関しては相応の知識とスキルが求められます。

――本書を実地で使用する先生方に本書の読み方のコツを伝授いただけますか?
どのページから読まれても構いませんし、患者さんに遭遇してから急いで読むことも簡潔な内容ですから可能です。 まず、「ここがPoint」と「実践的な使い方のコツ」に目を通して概略を掴んだあと、本文を読んでください。そのあと、必ず「NEW DRUG NAVI」で効能・効果、用法・用量、副作用などを十分確認してください。

詳細はこちら

ピックアップ
遺伝子解析に基づくがん治療 悪性黒色腫

がん分子標的治療 Vol.14 No.1, 30-35, 2016
浦田透 ほか

悪性黒色腫に対する化学療法としてダカルバジンが標準治療とされてきたが、決して満足できる効果を得られてはいなかった。長い間大きな進歩がみられなかった薬物療法だが、2011年に分子標的薬であるベムラフェニブと免疫チェックポイント阻害薬のイピリムマブが米国食品医薬品局に相次いで認可され、大きな転換期を迎えている。このうち分子標的薬については、20世紀終盤より多くのがん腫で使われるようになり、がん薬物治療の新薬開発の中心を担っている。悪性黒色腫についてもMAPK経路を中心にいくつかの分子異常が明らかになり、新薬の研究が行われてきた。なかでもBRAF阻害薬ベムラフェニブは第Ⅰ相臨床試験の時点でその高い奏効率が注目され、第Ⅲ相臨床試験において全生存期間、無増悪生存期間、奏効率のすべてにおいてダカルバジンを上回ることが報告された。その後、2011年に米国、2012年に欧州で承認され、日本でも2014年12月26日に承認を受けることができた。

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ピックアップ
第34回日本美容皮膚科学会総会・学術大会

Bella Pelle Vol.1 No.2, 38-41, 2016
須賀康 ほか

日本はこれまでも、痤瘡の治療に健康保険が使える世界的にもめずらしい国であったが、その内容は寂しいもので、抗菌薬の外用・内服、硫黄カンフル外用液などが治療の中心であった。しかしながら、2008年にはわが国でもアダパレンが処方できるようになり、担当医は日本皮膚科学会の『尋常性痤瘡治療ガイドライン』に定められているケミカルピーリングなどの自費診療も含めて、さまざまな工夫をしながら、難治性・再発性の痤瘡治療に取り組んできたのが実情である。今回の朗報は、2015年に過酸化ベンゾイル(BPO)がわが国でも処方可能となり、世界標準の治療ができるようになった点である。本年(2016年)のガイドライン改訂でも世界に通じるものが作成された点で、ガイドライン作成委員会委員長の林伸和先生をはじめ委員の先生方も肩の荷がだいぶ軽くなったのではないかと拝察している。

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ピックアップ
生物学的製剤による乾癬治療 TNF-α阻害薬とIL-12/23阻害薬

Pharma Medica Vol.33 No.9, 41-43, 2015
簗場広一

乾癬に対する生物学的製剤を用いた治療は、わが国では2010年に抗TNF-α抗体製剤であるインフリキシマブとアダリムマブが、2011年からは抗IL-12/23p40抗体であるウステキヌマブが保険承認されて以来すでに数年が経過し、乾癬に対する標準治療としての認識も定着した感がある。また2015年からは、抗IL-17A抗体であるセクキヌマブも保険承認された。今後も抗IL-23p19抗体や抗IL-17受容体抗体なども保険適応になる可能性があり、乾癬に対する治療の選択肢はますます多様になると考えられる。本稿では、インフリキシマブ、アダリムマブおよびウステキヌマブの3剤に関するこれまでの報告から、それぞれの特徴と臨床の場における使い分けについて概説したい。

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学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
4/6~4/8 91 日本感染症学会総会・学術講演会
岩田敏
東京
京王プラザホテル
4/13~4/16 76 医学放射線学会総会
角谷眞澄
横浜
パシフィコ横浜
4/14~4/16 114 日本内科学会総会・講演会
小池和彦
東京
東京国際フォーラム
4/19~4/21 45 日本血管外科学会学術総会
末田泰二郎
広島
広島国際会議場 他
4/20~4/22 90 日本内分泌学会学術総会
赤水尚史
京都
ロームシアター京都 他
4/20~4/22 103 日本消化器病学会総会
渡辺純夫
東京
京王プラザホテル

Editor's eye

桜の開花予想が報じられる季節になり、お花見の計画を立てている方もいらっしゃることと思います。
大正時代より農作物の成育予測と気象研究のために桜の観測が行われ、戦後、気象庁より開花予報が発表されるようになると「桜前線」という表現が一般に広まるようになりました。
桜の開花時期は南から北へ移っていきますが、近年は暖冬の影響により九州より首都圏の開花が早いことも多く、予想が難しくなっているそうです。

桜の時期になると和菓子屋には桜餅が並びますが、地域によって形状が異なることはよく知られています。
関東では「長命寺」と呼ばれる小麦粉の生地を薄くのばして焼き餡で巻いたもの、関西では「道明寺」と呼ばれるもち米の粉で皮をつくり餡で包んだものです。
近頃ではスーパーやコンビニでも長命寺と道明寺がセットになった桜餅が販売されるほどなので、以前ほど地域の差が少なくなったようです。

編集部S
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国際学会発表 世界に伝わる情報発信術指南「流れがわかる英語プレゼンテーション How To」 佐藤雅昭・著
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