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日常診療をサポートする1冊/機能性表示食品を理解するために

[新刊アイ] 投稿日時:2018/02/22(木) 17:00

M-Review Hightlight
新刊アイ

No.56 2018.02.22 発行:株式会社メディカルレビュー社

日常診療をサポートする1冊/機能性表示食品を理解するために

「新刊アイ」では、“先生のコメントから読み解く新規刊行物の魅力”をお伝えいたします。
今号では、日常診療で遭遇頻度の高い疾患・症候を網羅し、各診療ガイドラインの内容を中心に診療・治療に必要な情報を掲載した『日常診療に活かす診療ガイドラインUP-TO-DATE 2018-2019』、機能性関与成分データと医師が知っておきたいサプリメントを領域別に掲載した『機能性表示食品DATA BOOK』【第3版】のご紹介です。

目次
新刊案内『日常診療に活かす診療ガイドラインUP-TO-DATE 2018-2019』
緑内障の薬物治療
新刊案内『機能性表示食品DATA BOOK』【第3版】
パーキンソン病とサプリメント

新刊案内

『日常診療に活かす診療ガイドラインUP-TO-DATE 2018-2019』

発行日 : 2018年1月31日
監 修 : 門脇孝(かどわき たかし)
所 属 : 東京大学大学院医学系研究科
糖尿病・代謝内科教授
監 修 : 小室一成(こむろ いっせい)
所 属 : 東京大学大学院医学系研究科
循環器内科学教授
監 修 : 宮地良樹(みやち よしき)
所 属 : 滋賀県立成人病センター病院長/
京都大学名誉教授
門脇孝
日常診療に活かす診療ガイドラインUP-TO-DATE 2018-2019

ご略歴(門脇先生)
1978年 東京大学医学部卒業、東京大学医学部附属病院第三内科医員を経て、1986年 アメリカ国立衛生研究所糖尿病部門客員研究員、1998年 東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科講師、2001年 同助教授、2003年より現職。2011~2015年 東京大学医学部附属病院長を務め、現在に至る。

監修の門脇先生より、発刊に際してコメントをいただきました。

本書は、日本の代表的なガイドラインのエッセンスを紹介し、日常の診療現場で活用するためのマニュアル書籍です。『2018-2019年版』では質・量ともにさらなる充実を図り、2つの要素を追加しました。
1つ目として、総論「診療ガイドラインに関する基本知識」を掲載しました。そもそもガイドラインとは何か、果たす役割を正しく理解するため、Minds委員の中山健夫氏に、ガイドラインの診療上の位置づけや近年重要性が増す法的観点からみた診療ガイドラインなどについて解説していただきました。
2つ目として、近年、ガイドラインの発行が相次いだ状況を受けて、「がん・高齢者」の章を新設しました。
さらに、各章も必要に応じて新項目・ガイドラインを加え、実に176の疾患と225のガイドラインを収載し、ガイドラインを正しく解説・引用していただくため、できるだけガイドライン作成者に執筆いただきました。
各項目の「What’s new」と「アルゴリズム」、「最近の話題」を読むだけで、各診療ガイドラインの全体像と重要ポイント、最新の動向を把握することができ、多忙を極める医療従事者にとって、便利で役立つ構成・内容となっています。
本書が、多様な疾患の実地臨床に携わる医師、薬剤師などの医療者の方々に活用され、診療ガイドラインを活かした適切な診療の実現に役立つことを願います。

※特設サイトにて特徴やサンプルページなどの情報を掲載しております。
併せてご覧ください。
特設サイトURL:http://guideline.m-review.co.jp/

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ピックアップ
緑内障の薬物治療

Frontiers in Glaucoma No.54, 46-54, 2017
小川俊平 ほか

緑内障診療ガイドライン(第3版)において、「緑内障は、視神経と視野に特徴的変化を有し、通常、眼圧を十分に下降させることにより視神経障害を改善もしくは抑制しうる眼の機能的構造的異常を特徴とする疾患である」と定義されている。緑内障治療の目的は患者の視機能維持であるが、現在のところ緑内障の進行を抑制することが証明されているのは眼圧下降治療のみである。
現在利用可能な点眼薬は9系統、20種類を超えており、薬物療法が全盛の時代といえる。そのため、手術療法に至る症例は減少したといわれることも多い。しかし、実臨床においては診察で十分な眼圧下降が得られていても視野障害が進行する症例が存在する。病因として眼圧以外の因子の影響、そしてアドヒアランスの影響が示唆される。複数の点眼薬による治療を確実に行い、眼圧は低下しているにもかかわらず視野障害が進行する症例には、血流改善や神経保護など新たな治療法が求められている。他方、アドヒアランスの低下もしくは変動のために視野障害が進行する症例には、複数の点眼薬による管理からの解放が必要となるだろう。

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新刊案内

『機能性表示食品DATA BOOK』【第3版】

発行日 : 2017年12月10日
監 修 : 日本抗加齢協会
 
機能性表示食品DATA BOOK【第3版】

2015年4月に開始した機能性表示食品制度普及のため、消費者庁「機能性表示食品の届出等に関するガイドライン」に沿って専門医によるエビデンス評価などを行い、機能性関与成分をまとめた唯一のデータブック。2016年発行の第2版からさらに、機能性関与成分や機能性表示食品の届出書作成におけるチェックシートを追加した待望の第3版。

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ピックアップ
パーキンソン病とサプリメント

Frontiers in Parkinson Disease Vol.10 No.1, 48-51, 2017
頼高朝子

Q1:サプリメントとは、法律の規制はあるのか?
A:米国では、「サプリメント」とは日常生活で不足しやすい栄養成分の補給や保険の用途に適する食品のうち、錠剤カプセルなど通常の食品の形でないものをいうが、わが国での行政的な定義はない。食品衛生法と薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)により定義され、食品は、医薬品および医薬部外品以外の飲食物とされる。

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学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
3/2~3/3 52 糖尿病学の進歩
井口登與志
福岡
福岡国際会議場 他
3/8~3/9 54 日本腹部救急医学会総会
山本雅一
東京
京王プラザホテル
3/15~3/18 43 日本脳卒中学会学術集会(STROKE2018)
鈴木倫保
福岡
福岡国際会議場 他
3/17~3/18 8 日本腎臓リハビリテーション学会学術集会
上月正博
仙台
仙台国際センター
3/23~3/24 13 日本統合失調症学会
大森哲郎
徳島
あわぎんホール(徳島県郷土文化会館)
3/23~3/25 82 日本循環器学会学術集会
澤芳樹
大阪
大阪国際会議場 他

Editor's eye

2月9日から開幕した平昌オリンピック。 今大会には史上最多の92の国・地域が参加しています。
メイン会場周辺の2月の平均気温は、同じ時期の札幌よりも低いそうです。 風が強い夜に行われていたスキージャンプの試合をテレビ中継で見ていましたが、本当に寒そうでした。

日本の金メダル第1号となったのは、17日に行われたフィギュアスケート男子シングルの羽生結弦選手。 大会前から大きな話題となっていましたが、この種目では66年ぶりとなる2連覇を見事成し遂げました。 このメダルが冬季オリンピック通算1,000個目の金メダルとなったことは、何か特別なものを感じます。 また、同じ種目で宇野昌磨選手も銀メダルを獲得し、ダブル表彰台となったことも注目されていましたね。
翌日にはスピードスケート500m女子の小平奈緒選手が金メダルを獲得し、日本の獲得メダル数が今までの最多となる1998年の長野オリンピック(10個)に並びました。
21日にはスピードスケート女子チームパシュートで金メダルを獲得し、 メダル獲得数が11個に更新されました。今後もメダルの数が増えるかもしれませんね。

閉幕まであと数日となりましたが、閉会式当日まで競技が行われます。最後まで日本選手団の活躍に期待しています。

編集部S
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ポケット判 治療薬UP-TO-DATE 2018/ホルモンのしくみ ―疾患別ケアのポイント―

[新刊アイ] 投稿日時:2018/02/02(金) 17:00

M-Review Hightlight
新刊アイ

No.55 2018.02.02 発行:株式会社メディカルレビュー社

ポケット判 治療薬UP-TO-DATE 2018/ホルモンのしくみ ―疾患別ケアのポイント―

「新刊アイ」では、“先生のコメントから読み解く新規刊行物の魅力”をお伝えいたします。
今号では、各種現場で役立つ最新の医薬品情報を凝縮した、白衣に収まるサイズの医薬品事典『ポケット判 治療薬UP-TO-DATE 2018』、様々な部位で分泌されるホルモンの働きやホルモンが引き起こす病気についてまとめた『ホルモンのしくみ ―疾患別ケアのポイント―』のご紹介です。

 

【お知らせ】
新刊アイ No.53(2017.11.24発行)でご紹介した書籍『てんかんの教科書』の特設サイトを開設いたしました。
書籍の特徴や構成、著者の先生方のコメントや試し読みのコーナーを掲載しております。
また、PDF版や電子書籍サイトでの購入もできるようになりました。是非ご覧ください。
特設サイトURL:http://epilepsy-textbook.m-review.co.jp/

目次
新刊案内『ポケット判 治療薬UP-TO-DATE 2018』
脂質代謝異常に関する薬剤
新刊案内『ホルモンのしくみ ―疾患別ケアのポイント―』
消化管ホルモンによる食欲調節

新刊案内

『ポケット判 治療薬UP-TO-DATE 2018』

発行日 : 2018年1月20日
監 修 : 矢﨑義雄(やざき よしお)
所 属 : 国際医療福祉大学総長
 
ポケット判 治療薬UP-TO-DATE 2018

ご略歴(矢﨑先生)
東京大学医学部卒業。米国ハーバード大学、タフツ大学に留学後、東京大学医学部教授、東京大学医学部長、日本内科学会理事長、日本循環器学会理事長、日本医学会副会長、第28回日本医学会総会会頭などを歴任。2000年 国立国際医療センター総長、2004年から独立行政法人国立病院機構理事長を務め、全国144の国立大学を一括管理運営する国立病院機構の責任者として、提供する医療の質の向上と経営基盤の安定化に手腕を発揮。2012年より国際医療福祉大学総長に就任。

監修の矢﨑先生に本書の特徴をうかがいました。

「治療薬UP-TO-DATE」は医療従事者が臨床現場にて最新の医薬品情報を把握できるよう、毎年全面的に見直し、更新を行ってまいりました。
2018年版においては、今後さらに問題となる高齢者のポリファーマシーへの正しい知識を深めていただけるよう、「高齢者への薬物投与の基礎知識」について解説を加えていただきました。さらに、臨床で役立つ投薬・休薬等の情報を付録に追加し、すべての項目で使いやすさ、見やすさのための工夫を施しました。
患者さんが求める安全、安心で質の高い医療を、すべての医療従事者が恒常的に提供できるよう、本書がお役に立てれば大変幸甚に存じます。
(序文より抜粋)

※特設サイトにて特徴やポイント、購入者特典などの情報を掲載しております。
併せてご覧ください。
特設サイトURL:http://uptodate.m-review.co.jp

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ピックアップ
脂質代謝異常に関する薬剤

高尿酸血症と痛風 Vol.25 No.1, 78-81, 2017
角谷美樹 ほか

高尿酸血症のうちの80%程度がほかの生活習慣病を合併し、なかでも脂質異常症の合併率は50~60%程度と非常に高い。脂質異常症は動脈硬化のリスク因子であり、高尿酸血症もリスク因子である可能性が示唆されており、いずれも治療介入が必要である。脂質異常症の治療薬のなかには、血清尿酸値を低下させる作用を併せもつ薬剤も報告されており、高尿酸血症を合併する脂質異常症に対して使用が勧められている。本稿では脂質代謝異常に関する各薬剤の、尿酸代謝への影響について述べる。

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新刊案内

『ホルモンのしくみ ―疾患別ケアのポイント―』

発行日 : 2017年11月22日
編 集 : 赤水尚史(あかみず たかし)
所 属 : 和歌山県立医科大学内科学第一講座教授
 
ホルモンのしくみ ―疾患別ケアのポイント―

ホルモンの発見や内分泌の概念は19世紀後半から始まった。比較的新しい領域と言えるが、その後の内分泌学の進歩は素晴らしく、次々と新たなホルモンが発見され、それらの構造や機能が明らかにされてきた。さらに、ホルモンの産生機構、分泌様式や制御機構、受容体を介する情報伝達機構などが相次いで解明され、学問体系の一つとして位置づけられるに至っている。ホルモンが全身に作用することから、内分泌系は神経系や免疫系とともに臓器横断的なシステムであり、「生体の恒常性の維持や小児の成長や生殖を介した種の保存などに必須な機能を果たす」という特徴的な役割を担っている。
一方、内分泌学の進歩に伴って、内分泌学的異常による様々な疾患が見出され、それらの病因や病態が解明されてきた。必然的に内分泌学やホルモンは多くの疾患の診断や治療などに応用されるようになってきた。実際、ホルモンまたはその誘導体が様々な疾患の診断薬や治療薬として開発されている。さらに、ホルモン受容体も創薬のターゲットとなり、極めて多くの拮抗薬・刺激薬・修飾薬が臨床応用されてきており、内分泌学の臨床面での貢献は極めて高いと言える。
(巻頭言より抜粋)

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ピックアップ
消化管ホルモンによる食欲調節

Diabetes Frontier Vol.28 No.2, 169-173, 2017
上野浩晶 ほか

消化管は食物の消化や栄養素の吸収のみならず、多くの消化管ホルモンを分泌することでブドウ糖代謝、食欲、消化管運動、消化酵素や腸液の分泌調節、循環調節などの生理作用にもきわめて重要な役割を担っている。本稿では、中枢神経系における食欲調節メカニズムを概説した後に、消化管で産生される各種ホルモンによる食欲調節機構について、中枢神経系との機能連関を含めて概説する。

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学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
2/9~2/11 29 日本臨床微生物学会総会・学術集会
三鴨廣繁
岐阜
長良川国際会議場 他
2/10 23 アトピー性皮膚炎治療研究会シンポジウム
中村晃一郎
さいたま
大宮ソニックシティ
2/15~2/17 42 日本角膜学会総会(角膜カンファランス2018)
近間泰一郎
広島
グランドプリンスホテル広島
2/22~2/23 51 日本痛風・核酸代謝学会総会
久留一郎
米子
米子コンベンションセンター
2/23~2/24 41 日本脳神経外傷学会
横田裕行
東京
東京ドームホテル
2/24~2/25 19 日本正常圧水頭症学会
徳田隆彦
京都
京都テルサ

Editor's eye

2017年、神戸と上野で「怖い絵」展が開催されました。
約80点の西洋絵画・版画が展示され、視覚的な怖さだけではなく、作品に隠されたストーリーを知ることで更に怖さを感じる新感覚の展覧会として話題を呼び、61万人を超える来場者を記録したそうです。

この展覧会を特別監修したドイツ文学者・作家の中野京子氏によるコラム(名画で読む「骨」の物語)が2015年から4回にわたり弊誌『O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関―』で連載されました。名画の解説と共に、名画に隠されたストーリーの中から骨に関する内容を紹介しています。

コラムの冒頭部分は、M-Reviewの記事ページ(下記リンク先)から読むことができます。
興味のある方は、是非ご覧ください。
 第1回 スペイン・ハプスブルク家
 第2回 リチャード3世の骨
 第3回 骨なしヴァランタンとロートレック
 第4回 頭蓋骨は何を語る?

編集部S
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写真でみるPDT症例/臨床推論に必要なスキルとは?/現場で役立つナース手帳

[新刊アイ] 投稿日時:2017/12/22(金) 17:00

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新刊アイ

No.54 2017.12.22 発行:株式会社メディカルレビュー社

写真でみるPDT症例/臨床推論に必要なスキルとは?/現場で役立つナース手帳

「新刊アイ」では、“先生のコメントから読み解く新規刊行物の魅力”をお伝えいたします。
今号では、光線力学的治療法(PDT)による3つの症例とトレーニング講習会の内容を盛り込んだ『PDT実践ガイド―光線力学的療法の最新エビデンス―』、医師と看護師が共同執筆し、厚生労働省「特定行為に係る看護師の研修制度」の基準に準拠したテキスト『看護師特定行為研修 共通科目テキストブック 臨床推論』、看護師や看護学生のみなさんに使っていただきたいポケットサイズの手帳『ナースお守り手帳2018』のご紹介です。

目次
新刊案内『PDT実践ガイド―光線力学的療法の最新エビデンス―』
肺がんのゲノムワイド関連解析(GWAS)
新刊案内『看護師特定行為研修 共通科目テキストブック 臨床推論』
質問をデザインする
新刊案内『ナースお守り手帳2018』
三重県における医療連携の取り組みと課題

新刊案内

『PDT実践ガイド―光線力学的療法の最新エビデンス―』

発行日 : 2017年10月10日
監 修 : 加藤治文(かとう はるぶみ)
所 属 : 新座志木中央総合病院名誉院長/
国際医療福祉大学大学院主任教授/
東京医科大学名誉教授
編 集 : 古川欣也(ふるかわ きんや)
所 属 : 東京医科大学茨城医療センター呼吸器外科教授
加藤治文・古川欣也
PDT実践ガイド― 光線力学的療法の最新エビデンス ―

ご略歴(加藤先生)
1969年3月東京医科大学卒業、1974年6月Sweden Karolinska研究所研究員、1988年2月東京医科大学外科学第一講座助教授、1989年4月京都大学医学部非常勤講師、1990年4月東京医科大学外科学第一講座主任教授、1991年9月同大学病院副院長。1998年5月国際細胞学会(IAC)会長、2000年9月国際肺癌学会(IASLC)会長、2001年4月千葉大学医学部非常勤講師、2003年4月広島大学医学部非常勤講師、2004年7月東京医科大学臨床プロテオームセンター長、2005年9月同大学副学長、2008年4月より現職。
肺癌の光線力学的療法(PDT)の考案者。現在も第一人者として活躍している。

ご略歴(古川先生)
1985年3月東京医科大学卒業、1989年11月医学博士(外科学)、1992年4月東京医科大学外科学第一講座助手、同年12月米国Roswell Park Cancer Instituteへ留学(PDTの研究)、2001年1月東京医科大学霞ヶ浦病院(現:茨城医療センター)呼吸器外科、同年4月同大学外科学第一講座講師(茨城医療センター)、2004年2月同大学外科学第一講座准教授(茨城医療センター)、2007年7月同大学外科学第一講座教授(茨城医療センター)、2009年9月同大学茨城医療センター副センター長を経て、現職。
2014年12月特定非営利活動法人日本レーザー医学会理事長。
現在も日々PDTをはじめとした肺癌治療や研究に尽力している。

監修の加藤先生、編集の古川先生より読者へのメッセージをいただきました。

(加藤先生)
PDTは光を光感受性物質に照射することによって生じる活性酸素(一重項酸素)によって癌を治療する方法であります。光に過敏な物質は“山”ほどありますし、光も色々な種類のものがあります。この組み合わせでよりよいPDTが引き起こせます。
さらに癌抗体に光感受性物質を合成することによってPDTの新たな展開が望めます。皆さん大いに研究していただけますと幸いです。

(古川先生)
この度、第2世代の腫瘍選択性光感受性物質のレザフィリン®と小型の低出力半導体レーザーを用いたPDTを中心に本書を編集させていただきました。最近、中心型早期肺癌以外の領域で、悪性脳腫瘍、化学放射線療法または放射線療法後の局所遺残再発食道癌に対するPDTの保険適用が追加され現在トピックスとなっています。本書は、エビデンスを基に実臨床でのPDTの施行方法の解説とともに豊富な症例写真の提示により非常にわかりやすい内容となっています。

<内容紹介>
光線力学的治療法(photodynamic therapy;PDT)が保険採用されて25年になろうとしているが、この間の新医療技術の開発によってPDTの適応範囲がやや狭小化したものの、近年本法の治療精度、安全性、低医療費などの面からPDTの優位性が再認識され、薬剤や機器の開発によってさらに清廉化されつつある。PDTの臨床応用は、早期癌に留まることなく脳腫瘍の治療や難治性食道癌への適応拡大が認められ、癌治療におけるPDTの臨床的意義はますます高まっている。今後、免疫PDTを含めた新規薬剤や励起法の開発による新しい治療分野への応用や各種癌治療との併用などでわが国発信の新技術を産出し、世界のリーダーシップを維持したいものである。
今回本書籍の編集にあたり、PDTを施行されるレーザー専門医がエビデンスに基づいた各臓器のガイドラインに沿って豊富な臨床例を重ねることによっていっそう洗練されたPDTの確立が実現されることを期待する次第である。
(序文より抜粋)

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ピックアップ
肺がんのゲノムワイド関連解析(GWAS)

がん分子標的治療 Vol.15 No.1, 19-22, 2017
吉田和史 ほか

肺がん発症に関わるリスク因子には、喫煙を代表とする環境因子や生まれながらにもつ遺伝要因があると考えられている。近年、欧米やアジアの研究グループが中心となり設立された国際・国内コンソーシアムにより、肺がんの発症リスクと関連する遺伝子多型が複数同定されている。しかしながら、その機能的意義はいまだ不明な点が多い。現在、その機能の解析、および肺がん発症に関わる環境因子、たとえば喫煙と遺伝要因を組み合わせることで、肺がん高リスク群の捕捉手法につなげられるか検討が試みられている。今後は、これらのリスク因子がいかに個々の発がんに影響を与え、反映されていくかを明らかにすることが、肺がんの個別化予防・治療に役立つと考えられる。

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新刊案内

『看護師特定行為研修 共通科目テキストブック 臨床推論』

発行日 : 2017年11月30日
編 集 : 錦織宏(にしごり ひろし)
所 属 : 京都大学医学教育・国際化推進センター准教授
 
看護師特定行為研修 共通科目テキストブック 臨床推論

厚生労働省が主導となり、2015年10月より「特定行為に係る看護師の研修制度」がスタートしました。従来、主に医師が行ってきた医療行為を、現場での判断も含めて看護師に委ねる制度です。本書「臨床推論」は、厚生労働省が定める共通科目7科目のうちの1科目です。厚生労働省が定めた基準に準拠した内容ですので、これから特定行為研修の受講を志す看護師の方や指導者の方に、研修のテキストとしてご利用いただけます。
また、単なる各論的な内容ではなく、医師と看護師の目線の違いを意識し、症例を中心とした内容ですので、研修修了後や医学部・薬学部・看護学部の学生の方にも参考書としてお使いいただけます。

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ピックアップ
質問をデザインする

DIABETES UPDATE Vol.5 No.4, 51-53, 2016
大橋健

今日の診療では、患者さんにどんな質問をしましたか? 患者さんの体調や、食事・運動のことなど、たくさん質問したはずです。
「その症状はいつからですか?」
「食事療法は守れていましたか?」
「ご家族に糖尿病の方はいますか?」
言うまでもなく、医者から患者さんに質問をする行為は「問診」と呼ばれ、短時間で効率よく患者さんから情報収集する力、すなわち「問診力」は基本的な臨床スキルです。
一方、コーチングでも「質問」は最も重要なスキルの1つ。今回は、私たちの「問診」とは一味も二味も違う、コーチの「質問」について考えてみましょう。

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『ナースお守り手帳2018』

発行日 : 2018年1月15日
編 集 : ナースお守り手帳研究会
 
ナースお守り手帳2018

2018年4月はじまりのカレンダーと、看護の現場で役立つ資料集で構成された手帳です。資料集は便利な知識を簡潔に、わかりやすくまとめています。2018年版は愛読者の声にこたえ、「包帯の巻き方」と「ナースの英会話」を新たに資料集へ追加しました。また、「ナースの心得 3つのポイント」と「用語集」を改訂しています。看護や介護の現場や実習先で役立つ、常に身につけておきたい1冊です。

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ピックアップ
三重県における医療連携の取り組みと課題

Frontiers in Alcoholism Vol.5 No.1, 27-32, 2017
高瀬幸次郎

アルコール依存症(ア症)患者は、多くの身体的有害事象を合併しており、精神科医のみ、または内科医のみの対応では、的確な治療は困難である。ア症患者の対応には、看護師、MSW、地域の保健所、行政などの種々のスタッフの協力、連携は不可欠である。三重県では、約20年前より、種々のスタッフによる連携医療がなされ、一定の成果をあげてきた。しかしながら、組織としての活動を維持するには牽引するスタッフの育成がきわめて重要である。一方、三重県の北勢部に位置する四日市市において数年前より「四日市アルコールと健康を考えるネットワーク」と称する組織が同地区に存在する総合病院や専門医療機関、保健所や医師会の協力により立ち上げられ、ア症に対して地域に密着した活動が順調に進行している。今後の課題として会を維持、発展させうるスタッフの育成がきわめて重要である。

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学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
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会期 学会名/会長 主会場
1/12~1/14 21 日本病態栄養学会年次学術集会
山田祐一郎
京都
国立京都国際会館
1/13 17 日本肝がん分子標的治療研究会
田中克明
横浜
パシフィコ横浜 会議センター
1/13~1/14 52 日本成人病(生活習慣病)学会学術集会
瀬戸泰之
東京
都市センターホテル
1/25~1/26 28 日本頭頸部外科学会総会ならびに学術講演会
春名眞一
宇都宮
栃木県総合文化センター
1/26 88 大腸癌研究会
長谷和生
東京
都市センターホテル

Editor's eye

2018年まで残り10日となりました。
お正月に初詣に参拝する方も多いのではないかと思います。そこで、今回は「おみくじ」の話題です。

おみくじは、国の祭政に関する重要事項を決定する際、神様の御声を聴くための道具として用いられていた“籤(くじ)”が起源となっているそうです。現在のように参拝者の運勢を占う形式になったのは、鎌倉時代からと言われています。
おみくじの縁起の良い順番は大きく分けて「大吉>中吉>小吉>吉>末吉>凶>大凶」と「大吉>吉>中吉>小吉>末吉>凶>大凶」の2パターンがあり、神社や地域によって違いがあるとのことです。
一部の神社では、吉凶以外に「平(たいら)」が使われています。 「平」は「平穏で穏やかな状態」を意味しており、神社により多少の違いはあるそうですが、吉と凶の間の位置に設定されています。

おみくじは、中に書かれている和歌や漢詩の内容も重要とされています。 おみくじを引いた際にはじっくり読んでみてください。

編集部S
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てんかんについて正しく理解できる1冊

[新刊アイ] 投稿日時:2017/11/24(金) 17:00

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新刊アイ

No.53 2017.11.24 発行:株式会社メディカルレビュー社

てんかんについて正しく理解できる1冊

「新刊アイ」では、“先生のコメントから読み解く新規刊行物の魅力”をお伝えいたします。
今号では、てんかんの症状や診断・治療に加え、てんかんの患者さんが利用できる社会支援制度について対談形式で解説した『てんかんの教科書』のご紹介です。

目次
新刊案内『てんかんの教科書』
てんかんのある人が利用しやすいグループホーム
熱性けいれん
高齢者の夜間行動異常

新刊案内

『てんかんの教科書』

発行日 : 2017年10月25日
著 者 : 大澤眞木子(おおさわ まきこ)
所 属 : 一般社団法人日本てんかん学会理事長/
東京女子医科大学名誉教授
著 者 : 秋野公造(あきの こうぞう)
所 属 : 参議院議員
大澤眞木子・秋野公造
てんかんの教科書

「てんかんってどんな病気?」
「どんな治療をするの?」
「日常生活で気をつけることは?」
―てんかんに関するさまざまな疑問に、本書がお答えします!

てんかんは、いつ、どこで、誰にでも生じる可能性のあるありふれた病気です。しかしながら、「てんかん」と一言で言っても患者さんの状態は非常に多種多様なものであり、また社会にはてんかんに対する偏見が今なお存在しています。
患者さん、ご家族、そして医療者を含めたてんかんにかかわるすべての人が正しくてんかんを理解すること、そして社会にてんかんについての正しい知識を普及していくことが重要です。
本書では、てんかんをとりまく現状や、これから取り組むべき事項についてわかりやすく解説しています。本書がてんかんについての正しい知識の普及に役立つ書籍となれば幸いです。

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ピックアップ
てんかんのある人が利用しやすいグループホーム

Epilepsy Vol.11 No.1, 32-34, 2017
田所裕二

てんかんがあっても安心して地域で暮らすための社会資源として、グループホームがあります。障害のある人や高齢の人を対象として、世話人などによる居宅支援や共同生活援助を目的に、地域のアパート、マンション、一戸建てなどを活用し全国で行われています。高齢の人を対象とする事業では、昼夜を通して過ごす生活の場となり、障害のある人を対象とする事業では、日中は就労(支援)活動で過ごし、夜間や休日に共同生活を行う住まいの場として、日常生活上の支援や相談が行われています。
ここでは、てんかんのある人が親亡き後も日常生活を普通に送るために利用できる障害のある人のグループホーム(障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律/障害者総合支援法に基づく)について、4つの事業所の実践を参考にしながら現状と課題について示します。

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ピックアップ
熱性けいれん

Epilepsy Vol.10 No.1, 29-32, 2016
夏目淳

熱性けいれんは小児によくみられる疾患であり、一般小児科医、内科医、救急医、研修医などが診療する機会が多い。予後良好なことが多い疾患であるが、一方で鑑別診断、救急治療、再発予防法、検査の必要性、家族の不安に対する対応、予防接種など医師がとまどうことも多い。そのため、標準化された診療を行うための指針、ガイドラインが求められる。日本では1988年、1996年に熱性けいれん懇話会が示したガイドラインが長く用いられてきた。しかし最近の医療状況、臨床研究を加味した新しいガイドラインが必要と考えられ、2015年に熱性けいれん診療ガイドライン2015が発行された。本稿ではガイドライン2015の内容を含めて、熱性けいれんの定義、疫学、診断と治療について述べる。

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ピックアップ
高齢者の夜間行動異常

Pharma Medica Vol.35 No.3, 29-33, 2017
小鳥居望 ほか

高齢者では睡眠障害の頻度が高まることが知られているが、なかでも認知症では大脳の器質障害がより広範囲に及ぶために、夜間にさまざまな行動障害が生じる頻度が高くなる。このような夜間の行動障害は本人の事故のリスクを高めるだけでなく、家族や介護者にも多大な負担と生活の質(quality of life;QOL)の低下を強いることから、その対応は重要である。
睡眠時随伴症のうち、ノンレム睡眠時随伴症のほとんどはStage3、4の徐波睡眠時に発現するもので、好発するのは小児期~青年期であり、徐波睡眠がみられにくくなる高齢者での発現はまれである。よって高齢者に生じる睡眠時随伴症の多くはレム睡眠時随伴症で、このうち夜間の激しい異常行動として問題になるのはレム睡眠行動障害(REM sleep behavior disorder;RBD)である。本稿では、RBDとその他高齢者に比較的多くみられる睡眠関連てんかんと夜間せん妄の病態と対策に焦点をあてて概説する。

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学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
11/29~11/30 30 日本外科感染症学会総会学術集会
北川雄光
東京
京王プラザホテル
12/2~12/3 33 日本糖尿病・妊娠学会年次学術集会
鮫島浩
宮崎
シーガイアコンベンションセンター
12/7~12/9 30 日本内視鏡外科学会総会
坂井義治
京都
国立京都国際会館
12/15~12/16 3 日本産科婦人科遺伝診療学会学術講演会
苛原稔
淡路
淡路夢舞台国際会議場
12/16~12/17 - 脳心血管抗加齢研究会2017(アンチエイジングフェスタ2017)
佐田政隆
大阪
梅田スカイビル
12/16~12/17 4 日本アレルギー学会 総合アレルギー講習会
庄司俊輔
横浜
パシフィコ横浜 会議センター

Editor's eye

先日、2018年ロシアで開催されるサッカーW杯の出場国全32ヵ国が決まりました。開幕は6月14日なので、まだ半年以上期間がありますが、早くも試合の組み合わせ抽選会は今年の12月1日に行われます。
調べてみると、出場国の半分は世界ランキング上位20位以内に入っていました。さすがはW杯、レベルが高いです。

日本は6大会連続6回目の出場。
初めてのW杯出場を決める試合となった「ジョホールバルの歓喜」は、今から20年前の1997年11月16日になります。
今年の11月から新しいユニフォームが起用されていますが、今回使われている色は「勝色(かちいろ)」という紺色の一種です。平安時代に染めた布を板の上に広げて叩く事から「褐色」と呼ばれたのが始まりとされていますが、鎌倉時代に「勝」の字をあてる事により縁起物として武士に愛好されるようになりました。
勝負色に相応しい色ですね。

日本の対戦国はどこになるのか、代表メンバーはどうなるのか…今から楽しみです。

編集部S
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甲状腺ホルモンと全身のつながりとは?

[新刊アイ] 投稿日時:2017/10/27(金) 17:00

M-Review Hightlight
新刊アイ

No.52 2017.10.27 発行:株式会社メディカルレビュー社

甲状腺ホルモンと全身のつながりとは?

「新刊アイ」では、“先生のコメントから読み解く新規刊行物の魅力”をお伝えいたします。
今号では、日本甲状腺学会創設60周年を記念して発行された書籍『甲状腺ホルモンと関連疾患』のご紹介です。
甲状腺ホルモンの多面的な作用、他の領域の疾患との関連を説明した本格的な学術書となっております。

目次
新刊案内『甲状腺ホルモンと関連疾患』
甲状腺発癌リスクの理解を深めるために
副甲状腺機能低下症とビタミンD治療
透析患者のCa・P代謝とその管理

新刊案内

『甲状腺ホルモンと関連疾患』

発行日 : 2017年10月5日
編 集 : 赤水尚史(あかみず たかし)
所 属 : 和歌山県立医科大学内科学第一講座 教授/
日本甲状腺学会 理事長
編 集 : 吉村弘(よしむら ひろし)
所 属 : 伊藤病院内科 部長/
日本甲状腺学会雑誌 編集委員長
編 集 : 山田正信(やまだ まさのぶ)
所 属 : 群馬大学大学院医学系研究科
内科学講座内分泌代謝内科学 教授/
日本甲状腺学会雑誌 編集委員
 
甲状腺ホルモンと関連疾患

「その疾患、甲状腺ホルモンと関係しているかも!?」
甲状腺専門医のほか、あらゆる領域の医師に送る
日本甲状腺学会創設60周年記念書籍

甲状腺ホルモンは全身のさまざまな臓器に作用し、各領域の疾患に関連しています。本書は、甲状腺ホルモンそのもののはたらきや、甲状腺ホルモンと22の疾患・領域との関連を網羅的に解説した必携の一冊です。

詳細はこちら

ピックアップ
甲状腺発癌リスクの理解を深めるために

Thyroid Cancer Explore Vol.2 No.1, 24-31, 2016
山下俊一

福島原発事故以降、小児甲状腺癌が注目されているが、被ばく線量の評価が最も重要である。チェルノブイリ疫学調査による放射線誘発甲状腺癌の病理組織所見はすべて乳頭癌であるが、Braf点突然変異ではなく、RET/PTCなどの遺伝子再構成が多く、放射線被ばくとの因果関係が推測されている。しかし、自然発症の甲状腺癌との鑑別は困難である。甲状腺濾胞細胞の可塑性とゲノム再構成が起きる病態生理の基礎を学ぶことで、放射線と甲状腺発癌リスクの関係についての理解を深める必要がある。

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ピックアップ
副甲状腺機能低下症とビタミンD治療

THE BONE Vol.30 No.4, 85-88, 2017
皆川真規

副甲状腺機能低下症の治療にはさまざまな理由から副甲状腺ホルモン(PTH)による補充療法は行われておらず、代わりに活性型ビタミンD製剤が用いられている。この治療ではPTH不足の病態で尿細管におけるカルシウム再吸収促進作用が代替できないために高カルシウム尿症をきたしやすく、長期治療による腎尿路系の石灰化や軟部組織の異所性石灰化などの合併症が問題となる。PTH製剤による新たな治療法が期待されている。

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ピックアップ
透析患者のCa・P代謝とその管理

Fluid Management Renaissance Vol.6 No.3, 38-44, 2016
加藤徳介 ほか

生体のCa・P代謝の恒常性は、腎臓・腸管・骨・副甲状腺などの標的臓器を介して、副甲状腺ホルモン(PTH)、ビタミンD(VitD)、線維芽細胞増殖因子(FGF)23などの液性因子とその受容体により維持されている。末期腎不全ではこの恒常性が破綻し、Ca・P代謝異常が必発する。この異常は全身疾患として患者の予後に重要な影響をもたらすことから、慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD)として疾病概念が確立してきた。透析患者の予後改善には、そのCa・P代謝を理解し、多くの治療法のなかから最善の治療を選択することが肝要である。

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学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
11/8~11/9 69 日本気管食道科学会総会ならびに学術講演会
東田有智
大阪
大阪国際会議場
11/11~11/12 22 日本心療内科学会総会・学術大会
乾明夫
鹿児島
城山観光ホテル
11/16~11/17 62 日本生殖医学会学術講演会・総会
杉野法広
下関
海峡メッセ下関 他
11/17~11/18 28 日本消化器癌発生学会総会
馬場秀夫
熊本
メルパルク熊本
11/18~11/19 54 日本小児アレルギー学会学術大会
吉原重美
宇都宮
ホテル東日本宇都宮
11/23~11/25 79 日本臨床外科学会総会
高山忠利
東京
東京国際フォーラム

Editor's eye

先週から急に気温が下がり、週末~週明けは台風21号の襲来で天候に悩まされる一週間になりました。今度は台風22号が発生し、今週末に日本列島に近づく可能性があるとの事です。今後の気象情報にご注意ください。

今回は、寒い日が続いたので「体を温める飲み物」のお話です。
紅茶・ほうじ茶・ココア・生姜湯・甘酒が体温を上げる効果が高いといわれています。生姜入りの紅茶や甘酒は更に効果が高そうですね。
アルコール類では日本酒や紹興酒、その他に赤ワインにシナモンやオレンジ、蜂蜜を入れて温めるホットワインがあります。
個人的には「焼酎のお湯割りに生姜を入れる」レシピが気になりました(焼酎は体を冷やしやすい飲み物に分類されていましたが……)。

今年の立冬は11月7日。これから更に寒くなる冬の季節に備えて、体を温めて風邪やインフルエンザ予防につなげたいですね。

編集部S
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