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MDSJ ~国際化の時代へ~/あなたの想いが未来のペインクリニックを創る [学会アイ]

投稿日時:2018/06/08(金) 09:00rss

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学会アイ

No.89 2018.06.08 発行:株式会社メディカルレビュー社

MDSJ ~国際化の時代へ~/あなたの想いが未来のペインクリニックを創る

6月8日はDNAの二重螺旋構造を発見したイギリスの科学者、フランシス・クリック(1916-2004)の誕生日です。もともと物理学者でしたが、1947年に生物学に転向し、1953年に2ページの論文をNatureに投稿します。その功績により、1962年にノーベル生理学・医学賞を受賞し、一躍生物学界のスターになりました。
科学者間の微妙な人間関係が絡み合うなか、情報戦を制してノーベル賞受賞に至ったエピソードは有名です。ライバルの情報を盗み見するなどして実験を行わずに二重螺旋構造の論文を発表したわけですが、科学の世界はそれほど熾烈な競争の世界でもあるということなのかもしれません。
さて、本号では「第12回日本パーキンソン病・運動障害疾患コングレス」「日本ペインクリニック学会第52回大会」をご紹介いただきます。ぜひご覧ください。

目次
「第12回日本パーキンソン病・運動障害疾患コングレス」2018年7月5日(木)~7日(土)
パーキンソン病とフレイル・サルコペニア
「日本ペインクリニック学会第52回大会」2018年7月19日(木)~21日(土)
特集 がん治療医に聞く:実地臨床に必要な疼痛緩和の知識「はじめに」

学会・研究会開催のお知らせ

第12回日本パーキンソン病・運動障害疾患コングレス

会  期 2018年7月5日(木)~7日(土)
会  長 髙橋良輔
(京都大学大学院医学研究科臨床神経学教授)
会  場 ハイアットリージェンシー京都
(京都府)

この度、2018年7月5日(木)~7日(土)の3日間、第12回日本パーキンソン病・運動障害疾患学会(MDSJ)コングレスを、京都にて開催致します。
本コングレスでは、アジア・オセアニアを中心に海外講演者をお招きし、国際的な視野で運動障害疾患の診療、研究、教育を考える場を提供致します。様々なトピックスの教育講演、スポンサードセミナー、ランチョンセミナー、コントラバシーに加え、特別講演に岡野栄之先生をお迎えし、最新の神経科学の進歩に触れて頂きます。シンポジウムにパーキンソン病をはじめとして神経変性疾患における重要性が近年とみに認識されている「睡眠」を取り上げました。さらにレジデント教育企画として「パーキンソン病道場」、あらたに「症例検討とディスカッション」という少人数で深く症例を掘り下げる企画を設けました。PDナース研修会、人気のビデオディナーもご用意しております。最新の診療・研究の進歩を学べるとともに、基礎研究が治療と結びつき、革新的診断法・治療法の進歩につながりつつある現状を実感頂けると思います。皆様のご参加をお待ちしております。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www.c-linkage.co.jp/mdsj12/index.html

ピックアップ
パーキンソン病とフレイル・サルコペニア

Frontiers in Parkinson Disease Vol.10 No.3, 30-34, 2017
吉崎崇仁

最近フレイル・サルコペニアなどの言葉を聞くようになってきた。これらは超高齢化社会を迎えつつあるわが国において、ただの寿命ではなく、“健康”寿命を伸ばしていくことが課題となっているからである。骨折、易感染性、栄養失調、失禁など多彩な病態が組み合わさって日常生活動作(activities of daily living:ADL)の低下につながる状態を「フレイル」と呼んでおり、老化により活動量が低下し、筋肉量が減っていく状態を「サルコペニア」と呼んでいる。パーキンソン病(PD)は運動症状が中心の疾患であるが、ADLの低下も筋肉量の低下も差し迫った危機であり、老化に伴う虚弱状態を避けることは重要である。最近の研究では、PD全体としての予後はおよそ20年、幻視が見えてくると5年という予後が想定されている。最後の5年では幻視、転倒、認知症、施設入所などADL低下が連なっており、PDによる虚弱の部分がみえてくる。本稿では、PDにおけるフレイル・サルコペニアについて論じたい。

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学会・研究会開催のお知らせ

日本ペインクリニック学会第52回大会

会  期 2018年7月19日(木)~21日(土)
会  長 井関雅子
(順天堂大学医学部麻酔科学・ペインクリニック講座教授)
会  場 グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール
(東京都)

「痛み」は患者にとって辛く不快な自覚症状であり、生活の質を損なうものであるため、「いかに痛みを和らげるか」は、人類にとっても大きなテーマとなっています。本大会では、「あなたの想いが未来のペインクリニックを創る」をテーマに据え、最先端の疼痛研究から地域医療まで、幅広いプログラムを用意しております。サブテーマは「専門性と多様性への挑戦」とし、極めるべき専門性と、しなやかな多様性の両面の重要性を一緒に考えていきたいと思います。さらに、初めての女性会長として、子供同伴で講演を聴ける中継室の設置やポスターや展示会場の解放という新しい試みも採り入れました。多くの方々のご参加をお待ちしております。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www2.convention.co.jp/pain52/index.html

ピックアップ
特集 がん治療医に聞く:実地臨床に必要な疼痛緩和の知識「はじめに」

がん患者と対症療法 Vol.27 No.1, 6, 2018
佐々木治一郎

現在のがん治療は、がん治療に関わる主治医1人で完遂できるものではない。がん治療に関わるさまざまな職種の医療者によってがん治療チームが構成され、チームメンバーのそれぞれが得意分野で力を発揮してこそ、理想的な患者本位のがん治療を提供できる。チームメンバーは、がん治療に伴い患者に不利益をもたらす事象、いわゆる有害事象を熟知している。チームリーダーであるがん治療医が患者に治療を勧める理由は、有害事象がもたらす不利益よりも治療によって患者が得る利益が大きい(厳密にはその確率が高い)と信じるからである。つまりがん治療チームメンバーは、がん治療の際の患者の不利益を想定内かつある程度許容されるべきものとして認識している。しかしながら、有害事象の種類や重症度(grade)には個人差があり、治療で得られる利益をはるかに上回る不利益が患者にもたらされる場合があるため、がん治療チームはできるだけ有害事象が出ないように、出ても早期に回復できるように支持療法を発展させてきた。

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学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
6/14~6/15 42 日本頭頸部癌学会
林隆一
東京
京王プラザホテル
6/14~6/15 91 日本ハンセン病学会総会・学術大会
横田隆
登米
国立療養所東北新生園
6/14~6/16 60 日本老年医学会学術集会
横出正之
京都
国立京都国際会館
6/14~6/16 10 日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(JOSKAS2018)
宗田大
福岡
福岡国際会議場 他
6/15~6/16 40 日本疼痛学会
植田弘師
長崎
長崎ブリックホール
6/15~6/17 23 日本緩和医療学会学術大会
木澤義之
神戸
神戸国際展示場 他
6/15~6/17 43 日本精神科看護学術集会
末安民生
名古屋
名古屋国際会議場
6/16~6/17 12 日本訪問リハビリテーション協会学術大会in北九州
志井田太一
北九州
北九州国際会議場 他
6/22~6/24 67 日本アレルギー学会学術大会
岡本美孝
千葉
幕張メッセ 他
6/28~6/29 30 日本内分泌外科学会総会
伊藤公一
札幌
札幌プリンスホテル国際館パミール

Editor's eye

もうすぐ父の日。怖いものの代名詞として父親が挙げられた「地震、雷、火事、親父」という言葉はよく知られていますが、最近では「イクメン」という言葉が一般的になり、父親の威厳は低下しつつあるようです。夕食時には父親に一品多く出されていた食卓風景も、見られなくなってきているのではないでしょうか。
少なくなったのは夕食のおかずだけではないようです。子どもが父親と過ごす時間も減少してきているという調査結果があります。そのようななか、家族と一緒に食べる回数を、現状の週9.7回から週11回以上に増やそうという第3次食育推進基本計画(2016~2020年)が始まっています。
生命や健康に関わる医療関係の仕事に従事しながらワーク・ライフ・バランスを図ることは難しいことかもしれません。しかし、お父さんと一緒に食事できる時間が少しでも増えたら、家族は嬉しいことでしょう。
多忙で、単身赴任で、遠方に住んでいるため、など様々な理由で家族と一緒に過ごす時間が少ないお父さんには、父の日に電話を一本かけてみませんか。

編集部I
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