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脳からこころへ/脈管学を極める/それぞれの癌、それぞれの生 [学会アイ]

投稿日時:2017/09/20(水) 09:00rss

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学会アイ

No.77 2017.09.20 発行:株式会社メディカルレビュー社

脳からこころへ/脈管学を極める/それぞれの癌、それぞれの生

本日9月20日は、子どもの成長啓発デーです。2013年9月20日に、内分泌疾患の患者や家族の支援団体で構成する国際組織(International Coalition of Organizations Supporting Endocrine Patients:ICOSEP)が設立されたことをきっかけに始まりました。
ブルーリボンをシンボルマークとして、子どもの身長を成長曲線に記録し、家庭で継続的にチェックすることを呼びかけています。
身長の伸びが悪くなるなどの症状があらわれる内分泌疾患に関する正しい知識の普及や早期発見・早期治療の促進、成長曲線の普及と利用促進を目的に、世界各地でキャンペーンなどが行われます。

本号では「日本線維筋痛症学会第9回学術集会」「第58回日本脈管学会総会」「第55回日本癌治療学会学術集会」をご紹介いただきます。ぜひご覧ください。

目次
「日本線維筋痛症学会第9回学術集会」2017年10月14日(土)~15日(日)
機能性身体症候群(中枢機能障害性疼痛)と線維筋痛症
「第58回日本脈管学会総会」2017年10月19日(木)~21日(土)
脈管疾患におけるCT検査の役割
「第55回日本癌治療学会学術集会」2017年10月20日(金)~22日(日)
がん患者の声を集約し、政策提言を目指す

学会・研究会開催のお知らせ

日本線維筋痛症学会第9回学術集会

会 期 2017年10月14日(土)~15日(日)
会 長 三木健司
(大阪大学大学院医学系研究科疼痛医学寄附講座
特任准教授)
会 場 千里ライフサイエンスセンター(大阪府)
三木健司先生

本学会は、主に線維筋痛症の痛みの診療や研究に携わる多領域の医療従事者や痛みに関心を持つ者が集まり、痛みをより科学的・学術的な面から研究・発表し、互いに研鑽を積んでまいりました。
今回の大会のテーマを「脳からこころへ」とさせていただき、痛みについての幅広い議論の場となり、よりよい治療に結びつく機会となれば幸いです。
「痛み」診療は専門的な施設だけのものではなくなりつつあります。開業医さんでも可能な集学的・学際的治療の方法もできつつありますので、是非、開業医さんもご参加頂けると幸いです。痛みの治療に重要な「認知行動療法」「コミュニケーションスキル」などすべての医療者(医師だけではなく)に有用な能力を身につけることができます。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www.c-linkage.co.jp/jcfi9/index.html

ピックアップ
機能性身体症候群(中枢機能障害性疼痛)と線維筋痛症

Practice of Pain Management Vol.3 No.4, 22-29, 2012
三木健司 ほか

痛みは自覚症状であり、その評価を客観的に行うことは非常に困難である。そのため、線維筋痛症(fibromyalgia;FM)もその診断や評価に苦慮している現状がある。FMはいずれも一般医療機関において行うことができる血液検査や画像所見によって明確に診断ができないうえ、病態が一般臨床医に十分理解されていないため、少数の医療機関でしか診療されていない。このような状況をかんがみて厚生労働省の研究班が組織され、日本線維筋痛症学会が発足し、種々の研究が進行している。

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学会・研究会開催のお知らせ

第58回日本脈管学会総会

会 期 2017年10月19日(木)~21日(土)
会 長 古森公浩
(名古屋大学大学院医学系研究科血管外科学分野教授)
会 場 名古屋国際会議場(愛知県)
古森公浩先生

日本脈管学会は、異なる診療科を含む臨床系、異なる分野を含む基礎系、社会医学系、あるいは科学技術領域などを広く包含して、脈管系に関わる諸問題を討議する学会であり、臨床系では血管外科、循環器内科、放射線科、脳神経外科などの領域、また基礎系では病理や生理学教室など、脈管を扱う専門領域の多数の分野の先生方が主催されています。それらの専門家が一堂に会し、専門的な領域はもちろん、それぞれの領域を越えた討論ができる古い歴史と伝統がある学会です。
第58回日本脈管学会総会のテーマは“脈管学を極める”とさせて頂きました。血管外科領域のテーマだけではなく循環器内科や放射線科などの先生方にも参加して頂けるように興味ある教育講演、特別企画、シンポジウムそして要望演題を組ませて頂きました。10月の名古屋は非常に過ごしやすい秋真っ盛りの時期です。会員の皆様方の多数の参加をお待ちしております。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www.congre.co.jp/58jca/

ピックアップ
脈管疾患におけるCT検査の役割

Angiology Frontier Vol.15 No.1, 46-54, 2016
上田達夫 ほか

CT検査は比較的簡便で侵襲が低く、かつ短時間で広範囲の領域を客観的に評価できることから、脈管疾患における日常診療において必要不可欠な検査である。その目的はスクリーニングに始まり、血管解剖や破格の評価、瘤、解離、狭窄、閉塞などの脈管疾患の診断やその程度に基づく治療適応・治療方針の決定、合併症の評価、治療後のフォローアップなど多岐にわたる。
本稿では、脈管疾患におけるCT検査の役割に関して、脈管部位および代表的な疾患(頸動脈、冠動脈、大動脈瘤、大動脈解離、静脈血栓塞栓症、末梢動脈疾患(PAD))ごとに分類して概説する。

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学会・研究会開催のお知らせ

第55回日本癌治療学会学術集会

会 期 2017年10月20日(金)~22日(日)
会 長 渡邊昌彦
(北里大学医学部外科学教授)
会 場 パシフィコ横浜(神奈川県)
渡邊昌彦先生

本学会は創設以来50年余りで会員数18,000人を超えるほどに成長を遂げました。これは患者さんの期待に応えたいと願う、全ての会員諸氏の情熱の表れであります。今回は「それぞれの癌、それぞれの生」というテーマとしました。癌の個性を掘り下げ、効率よく精緻な治療を実現し、個々の患者さんの生活に則した癌治療を提供する意図を表現したつもりです。 巷では癌に関する情報が溢れ癌に対する関心が深まりつつある中で、患者さんは癌とともに「それぞれの生」を生きています。患者さんそれぞれが異なる経済的背景、社会的背景のもと、個々の人生哲学をもって懸命に癌と闘っています。 然るに、われわれ医療者に求められるのは治療のみならず、生活に関する正しい情報の提供と、精神的かつ社会的なサポートを個別に行える体制を整えることと言えましょう。 参加者全員が患者さんを交え、協調してより良い癌医療の在り方を議論していきたいと考えております。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://congress.jsco.or.jp/jsco2017/

ピックアップ
がん患者の声を集約し、政策提言を目指す

CANCER BOARD of the BREAST Vol.2 No.2, 49-51, 2016
天野慎介

2006年に国会で成立した国の「がん対策基本法」は、当時「未承認薬使用問題」と言われていたいわゆる「ドラッグ・ラグ問題」がその起点となり、がん医療の向上を求める多くのがん患者や家族による切なる声へと拡がっていったことが、大きな役割を果たした。
2006年には、国会でがん対策基本法が提案された際、いわゆる与党案(自民党および公明党)と野党案(民主党など)の一本化が進まないなか、同年5月に参議院本会議で、山本孝史参議院議員は自らもがん患者(胸腺がん)であることを初めて明らかにし、「がん患者は、がんの進行や再発の不安、先のことが考えられない辛さなどと向き合いながら、新たな治療法の開発に期待を寄せつつ、一日一日を大切に生きている」「いのちを守るのが政治家の仕事である」と、与党案と野党案の一本化と、国会での早期成立を訴えた 。山本議員をはじめ多くのがん患者や家族の声が国を動かしたのであり、これがわが国における「がん患者の声による政策提言活動」の始まりでもあった。

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学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
9/28~9/30 56 日本鼻科学会総会・学術講演会
増山敬祐
甲府
甲府富士屋ホテル
9/29~10/1 28 日本緑内障学会
木内良明
広島
リーガロイヤルホテル広島
10/5~10/7 60 日本甲状腺学会学術集会
野口志郎
別府
B-Con Plaza 別府国際コンベンションセンター
10/12~10/14 62 日本新生児成育医学会・学術集会
側島久典
さいたま
大宮ソニックシティ
10/13~10/15 39 日本臨床栄養学会総会
横手幸太郎
千葉
幕張メッセ
10/13~10/15 38 日本臨床栄養協会総会(第15回大連合大会)
久保明
千葉
幕張メッセ

Editor's eye

夏の風物詩だったセミの声が聞こえなくなり、かわって、秋の夜長に鈴虫の声が聞こえる季節になりました。

“あれ松虫が ないている チンチロ チンチロ チンチロリン♪”

こちらの童謡「虫の声」を口ずさんだことのある人は多いのではないでしょうか。
鈴虫の飼育は江戸時代から始まるなど、虫の音に風流を感じるのは、実は日本独特の文化なのだそうです。
日本人は虫の音を言語脳である左脳で捉えるのに対し、西洋人は機械音や雑音として処理する音楽脳である右脳で捉えるのだそうです。
虫の鳴き声を右脳で捉えるか左脳で捉えるかの違いによって、日本では風流と感じる文化が発展してきたことは、興味深いですね。
編集部I
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