• blog - M-Review Highlight 学会アイ

脳からこころへ/脈管学を極める/それぞれの癌、それぞれの生

[学会アイ] 投稿日時:2017/09/20(水) 09:00

M-Review Highlight
学会アイ

No.77 2017.09.20 発行:株式会社メディカルレビュー社

脳からこころへ/脈管学を極める/それぞれの癌、それぞれの生

本日9月20日は、子どもの成長啓発デーです。2013年9月20日に、内分泌疾患の患者や家族の支援団体で構成する国際組織(International Coalition of Organizations Supporting Endocrine Patients:ICOSEP)が設立されたことをきっかけに始まりました。
ブルーリボンをシンボルマークとして、子どもの身長を成長曲線に記録し、家庭で継続的にチェックすることを呼びかけています。
身長の伸びが悪くなるなどの症状があらわれる内分泌疾患に関する正しい知識の普及や早期発見・早期治療の促進、成長曲線の普及と利用促進を目的に、世界各地でキャンペーンなどが行われます。

本号では「日本線維筋痛症学会第9回学術集会」「第58回日本脈管学会総会」「第55回日本癌治療学会学術集会」をご紹介いただきます。ぜひご覧ください。

目次
「日本線維筋痛症学会第9回学術集会」2017年10月14日(土)~15日(日)
機能性身体症候群(中枢機能障害性疼痛)と線維筋痛症
「第58回日本脈管学会総会」2017年10月19日(木)~21日(土)
脈管疾患におけるCT検査の役割
「第55回日本癌治療学会学術集会」2017年10月20日(金)~22日(日)
がん患者の声を集約し、政策提言を目指す

学会・研究会開催のお知らせ

日本線維筋痛症学会第9回学術集会

会 期 2017年10月14日(土)~15日(日)
会 長 三木健司
(大阪大学大学院医学系研究科疼痛医学寄附講座
特任准教授)
会 場 千里ライフサイエンスセンター(大阪府)
三木健司先生

本学会は、主に線維筋痛症の痛みの診療や研究に携わる多領域の医療従事者や痛みに関心を持つ者が集まり、痛みをより科学的・学術的な面から研究・発表し、互いに研鑽を積んでまいりました。
今回の大会のテーマを「脳からこころへ」とさせていただき、痛みについての幅広い議論の場となり、よりよい治療に結びつく機会となれば幸いです。
「痛み」診療は専門的な施設だけのものではなくなりつつあります。開業医さんでも可能な集学的・学際的治療の方法もできつつありますので、是非、開業医さんもご参加頂けると幸いです。痛みの治療に重要な「認知行動療法」「コミュニケーションスキル」などすべての医療者(医師だけではなく)に有用な能力を身につけることができます。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www.c-linkage.co.jp/jcfi9/index.html

ピックアップ
機能性身体症候群(中枢機能障害性疼痛)と線維筋痛症

Practice of Pain Management Vol.3 No.4, 22-29, 2012
三木健司 ほか

痛みは自覚症状であり、その評価を客観的に行うことは非常に困難である。そのため、線維筋痛症(fibromyalgia;FM)もその診断や評価に苦慮している現状がある。FMはいずれも一般医療機関において行うことができる血液検査や画像所見によって明確に診断ができないうえ、病態が一般臨床医に十分理解されていないため、少数の医療機関でしか診療されていない。このような状況をかんがみて厚生労働省の研究班が組織され、日本線維筋痛症学会が発足し、種々の研究が進行している。

記事を読む

学会・研究会開催のお知らせ

第58回日本脈管学会総会

会 期 2017年10月19日(木)~21日(土)
会 長 古森公浩
(名古屋大学大学院医学系研究科血管外科学分野教授)
会 場 名古屋国際会議場(愛知県)
古森公浩先生

日本脈管学会は、異なる診療科を含む臨床系、異なる分野を含む基礎系、社会医学系、あるいは科学技術領域などを広く包含して、脈管系に関わる諸問題を討議する学会であり、臨床系では血管外科、循環器内科、放射線科、脳神経外科などの領域、また基礎系では病理や生理学教室など、脈管を扱う専門領域の多数の分野の先生方が主催されています。それらの専門家が一堂に会し、専門的な領域はもちろん、それぞれの領域を越えた討論ができる古い歴史と伝統がある学会です。
第58回日本脈管学会総会のテーマは“脈管学を極める”とさせて頂きました。血管外科領域のテーマだけではなく循環器内科や放射線科などの先生方にも参加して頂けるように興味ある教育講演、特別企画、シンポジウムそして要望演題を組ませて頂きました。10月の名古屋は非常に過ごしやすい秋真っ盛りの時期です。会員の皆様方の多数の参加をお待ちしております。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www.congre.co.jp/58jca/

ピックアップ
脈管疾患におけるCT検査の役割

Angiology Frontier Vol.15 No.1, 46-54, 2016
上田達夫 ほか

CT検査は比較的簡便で侵襲が低く、かつ短時間で広範囲の領域を客観的に評価できることから、脈管疾患における日常診療において必要不可欠な検査である。その目的はスクリーニングに始まり、血管解剖や破格の評価、瘤、解離、狭窄、閉塞などの脈管疾患の診断やその程度に基づく治療適応・治療方針の決定、合併症の評価、治療後のフォローアップなど多岐にわたる。
本稿では、脈管疾患におけるCT検査の役割に関して、脈管部位および代表的な疾患(頸動脈、冠動脈、大動脈瘤、大動脈解離、静脈血栓塞栓症、末梢動脈疾患(PAD))ごとに分類して概説する。

記事を読む

学会・研究会開催のお知らせ

第55回日本癌治療学会学術集会

会 期 2017年10月20日(金)~22日(日)
会 長 渡邊昌彦
(北里大学医学部外科学教授)
会 場 パシフィコ横浜(神奈川県)
渡邊昌彦先生

本学会は創設以来50年余りで会員数18,000人を超えるほどに成長を遂げました。これは患者さんの期待に応えたいと願う、全ての会員諸氏の情熱の表れであります。今回は「それぞれの癌、それぞれの生」というテーマとしました。癌の個性を掘り下げ、効率よく精緻な治療を実現し、個々の患者さんの生活に則した癌治療を提供する意図を表現したつもりです。 巷では癌に関する情報が溢れ癌に対する関心が深まりつつある中で、患者さんは癌とともに「それぞれの生」を生きています。患者さんそれぞれが異なる経済的背景、社会的背景のもと、個々の人生哲学をもって懸命に癌と闘っています。 然るに、われわれ医療者に求められるのは治療のみならず、生活に関する正しい情報の提供と、精神的かつ社会的なサポートを個別に行える体制を整えることと言えましょう。 参加者全員が患者さんを交え、協調してより良い癌医療の在り方を議論していきたいと考えております。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://congress.jsco.or.jp/jsco2017/

ピックアップ
がん患者の声を集約し、政策提言を目指す

CANCER BOARD of the BREAST Vol.2 No.2, 49-51, 2016
天野慎介

2006年に国会で成立した国の「がん対策基本法」は、当時「未承認薬使用問題」と言われていたいわゆる「ドラッグ・ラグ問題」がその起点となり、がん医療の向上を求める多くのがん患者や家族による切なる声へと拡がっていったことが、大きな役割を果たした。
2006年には、国会でがん対策基本法が提案された際、いわゆる与党案(自民党および公明党)と野党案(民主党など)の一本化が進まないなか、同年5月に参議院本会議で、山本孝史参議院議員は自らもがん患者(胸腺がん)であることを初めて明らかにし、「がん患者は、がんの進行や再発の不安、先のことが考えられない辛さなどと向き合いながら、新たな治療法の開発に期待を寄せつつ、一日一日を大切に生きている」「いのちを守るのが政治家の仕事である」と、与党案と野党案の一本化と、国会での早期成立を訴えた 。山本議員をはじめ多くのがん患者や家族の声が国を動かしたのであり、これがわが国における「がん患者の声による政策提言活動」の始まりでもあった。

記事を読む

学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
9/28~9/30 56 日本鼻科学会総会・学術講演会
増山敬祐
甲府
甲府富士屋ホテル
9/29~10/1 28 日本緑内障学会
木内良明
広島
リーガロイヤルホテル広島
10/5~10/7 60 日本甲状腺学会学術集会
野口志郎
別府
B-Con Plaza 別府国際コンベンションセンター
10/12~10/14 62 日本新生児成育医学会・学術集会
側島久典
さいたま
大宮ソニックシティ
10/13~10/15 39 日本臨床栄養学会総会
横手幸太郎
千葉
幕張メッセ
10/13~10/15 38 日本臨床栄養協会総会(第15回大連合大会)
久保明
千葉
幕張メッセ

Editor's eye

夏の風物詩だったセミの声が聞こえなくなり、かわって、秋の夜長に鈴虫の声が聞こえる季節になりました。

“あれ松虫が ないている チンチロ チンチロ チンチロリン♪”

こちらの童謡「虫の声」を口ずさんだことのある人は多いのではないでしょうか。
鈴虫の飼育は江戸時代から始まるなど、虫の音に風流を感じるのは、実は日本独特の文化なのだそうです。
日本人は虫の音を言語脳である左脳で捉えるのに対し、西洋人は機械音や雑音として処理する音楽脳である右脳で捉えるのだそうです。
虫の鳴き声を右脳で捉えるか左脳で捉えるかの違いによって、日本では風流と感じる文化が発展してきたことは、興味深いですね。
編集部I
  • このメールは「学会アイ」に登録されているM-Square会員の方にお送りしています。
  • このメールは送信専用メールアドレスから配信しています。このままご返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。
  • 「学会アイ」配信先の変更は、メールアドレス変更フォームからお願いします。
  • 内容・記事に対するお問い合わせは、お問い合わせフォームからご連絡ください。
  • メールマガジン配信・停止の設定は、こちらより行ってください。
Copyright(c) 2012-2017 Medical Review Co., Ltd. All Rights Reserved.

門脈学の潮流―継往開来―/リンパ浮腫治療を知り、明るい未来へ/先知先哲に学ぶ消化器外科技術の継承と発展

[学会アイ] 投稿日時:2017/08/25(金) 09:00

M-Review Highlight
学会アイ

No.76 2017.08.25 発行:株式会社メディカルレビュー社

門脈学の潮流―継往開来―/リンパ浮腫治療を知り、明るい未来へ/先知先哲に学ぶ消化器外科技術の継承と発展

本日8月25日は、即席ラーメン記念日です。
1958年のこの日、世界初のインスタントラーメンが日本で発売されました。
お湯をかけて2分で食べられる魔法のラーメンとして人気を博しました。
発売当初1,300万食だった生産数量は、2016年度には全世界で975億食となり、 今では宇宙食としても食されています。
ちなみに、総務省による都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキングによると、日本で即席麺を一番多く食べているのは鳥取市、カップラーメンは青森市だそうです。

本号では「第24回日本門脈圧亢進症学会総会」「第2回日本リンパ浮腫治療学会学術総会」「第15回日本消化器外科学会大会」をご紹介いただきます。ぜひご覧ください。

目次
「第24回日本門脈圧亢進症学会総会」2017年9月14日(木)~15日(金)
肝不全合併透析患者の体液管理
「第2回日本リンパ浮腫治療学会学術総会」2017年9月23日(土)~24日(日)
リンパ浮腫の特徴と対策
「第15回日本消化器外科学会大会」2017年10月12日(木)~15日(日)
安全な胃癌手術を目指して、特に、手術侵襲に伴う転移促進とdouble tract型ρ-Graham変法について

学会・研究会開催のお知らせ

第24回日本門脈圧亢進症学会総会

会 期 2017年9月14日(木)~15日(金)
会 長 國土典宏
(国立国際医療研究センター理事長/東京大学肝胆膵外科・人工臓器移植外科教授)
会 場 東京コンベンションホール(東京都)
國土典宏先生
門脈圧亢進症学会

日本門脈圧亢進症学会は門脈圧亢進症と食道胃静脈瘤に特化した世界的にみても例のないユニークな学会です。今回のテーマは私たちが没頭している分野に、あえて門脈学と名付け「門脈学の潮流-継往開来-」としました。
諸先輩の英断によって1994年に日本門脈圧亢進症研究会と食道静脈瘤硬化療法研究会が合併し第1回日本門脈圧亢進症食道静脈瘤学会総会が開催され、1999年に名称が日本門脈圧亢進症学会となり今回第24回の学術集会を迎えることとなりました。歴史ある本学会は、診療科の垣根を超えて多くの医師が参集し研鑽してきた経緯があります。肝硬変を含む背景肝への治療、静脈瘤の発生部位や形状による適切な治療法の選択、難治例や肝不全合併例への外科治療の適切な時期など、その治療の前後で複数の診療科との連携、いわゆるmultidisciplinary teamのコンセプトが重要であると考えます。今回テーマとして掲げました「継往開来」とは、先人の事業を受け継ぎ、発展させながら未来を切り開くという意味です。これまでの門脈学の歴史を振り返りながら、将来の展望について活発な議論ができれば幸甚と存じます。
なお、本学会総会が開催される京橋の徒歩圏内に銀座があります。舌鼓を鳴らし、議論を尽くすのはいかがでしょうか。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www.c-linkage.co.jp/jsph24/index.html

ピックアップ
肝不全合併透析患者の体液管理

Fluid Management Renaissance Vol.6 No.3, 52-58, 2016
小宮山泰之 ほか

肝硬変の循環動態は、門脈圧亢進と全身の循環亢進状態が特徴的である。全身循環は亢進しているが末梢血管は慢性的に拡張した状態であり、相対的に有効循環血液量は低下した状態にある。門脈圧亢進や有効循環血液量低下、肝合成能の低下による低アルブミン血症などが成因となり、肝硬変患者ではNa・水貯留がみられる。腎不全非合併例においては、栄養療法やNa制限、利尿薬による体液管理を行う。透析患者においては、透析による除水に加え、Naや栄養の喪失分の補充が必要となる。また、有効循環血液量は低下した状態にあるため、透析時の低血圧には十分に注意が必要である。肝硬変合併例に対する透析として、腹膜透析(CAPD)が有効であった報告がいくつかみられる。利点・欠点を理解したうえで、個々の症例に応じて適切な対応が望まれる。

記事を読む

学会・研究会開催のお知らせ

第2回日本リンパ浮腫治療学会学術総会

会 期 2017年9月23日(土)~24日(日)
会 長 松尾汎
(医療法人松尾クリニック理事長)
会 場 大阪国際会議場(大阪府)
松尾汎先生
日本リンパ浮腫治療学会

振り返りますと、2000年頃からリンパ浮腫患者さん達の声に押され、「リンパ浮腫治療研究会」によるリンパ浮腫診療の広報・啓発が全国に展開され、2008年に膨大なる署名のご支援も受けて「指導・治療の一部」に初めて保険適応が得られました。その後、2012年に「リンパ浮腫療法士認定機構」が誕生し、2013年には「リンパ浮腫診療指針2013」が刊行されました。そして、この度2016年に「リンパ浮腫治療料」が新設され、徐々にその治療環境の改善が図られて来ました。
第二回学術総会は、医療従事者、患者会及び市民が、よりよい診療を目指して共に学び、啓発する学会として開催する予定で、皆様からの一般演題、ポスターセッションと共に、シンポジアム(①診断法と治療適応の確立、②診療スタッフ育成の現状と展望)、パネルディスカッション(①我が国診療の現況と課題、②新たな診療法と体制の構築に向けて)、実技指導を含む教育セッション、特別企画(特別講演、教育講演)を予定いたしました。
会のメインテーマを、明日に向かって少しでも明るい未来を実現したいという想いから、「今の一歩!明るい未来へ」とし、より多くの方が共に集い、「リンパ浮腫」についてより知って頂き、明るい未来を築く契機となることを願っております。リンパ浮腫診療に従事される方はもとより、その領域に関心をお持ちの皆様に於かれましては、本学会活動の「リンパ浮腫の認識の普及」や「診断や治療の発展」にご理解・御参画を戴きまして、是非、「明日への一歩」を共に歩んで頂きたいと存じます。
2017年秋、水の都・大阪にて、リンパ浮腫診療に関わる多くの方々のご参加をお待ち申し上げております。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://us-lead.com/2nd-amjslt/

ピックアップ
リンパ浮腫の特徴と対策

Fluid Management Renaissance Vol.5 No.3, 76-80, 2015
廣田彰男

リンパ浮腫とは、主に腕や脚におけるリンパ系の障害のために患肢皮下に蛋白を多く含んだ水分が過剰に貯留した状態である。本症は、腕や脚の付け根のリンパ節を物理的に切除した場合以外にはほとんど発症しないと考えてよい。すなわち、臨床的にはほとんどが腕では乳癌、脚では婦人科癌を切除した場合である。
最近、癌の末期や緩和ケアにおける浮腫をリンパ浮腫と診断する傾向があるが、これは誤りであり、リンパ浮腫ではなく低蛋白性浮腫や廃用性浮腫が主体である。抗癌剤の副作用でもみられる。これらは病態が異なるので対処法が異なり、リンパ浮腫として治療すると改善しないばかりか患者に身体的・精神的・経済的負担をかけてしまうので、厳に除外診断すべきである。また、心不全や肝硬変などでも浮腫をみるがこれもリンパ浮腫ではない。以下に、リンパ浮腫および臨床的に多くみられる、主に下肢浮腫について概説する。

記事を読む

学会・研究会開催のお知らせ

第15回日本消化器外科学会大会

会 期 2017年10月12日(木)~15日(日)
会 長 吉田和弘
(岐阜大学大学院腫瘍制御学講座腫瘍外科学分野教授)
会 場 福岡国際センター・福岡サンパレス・福岡国際会議場・マリンメッセ福岡(福岡県)
吉田和弘先生
日本消化器外科学会

JDDWでは、消化器外科のみならず関連学会と同時開催で、消化器疾患を外科・内科の立場を超えて横断的観点から最高の治療を目指し、議論できるという特色を有した学会であります。また、本年度から、消化器外科学会ではシンポジウムはすべて英語での発表となり、さらなる国際化に向けた発展を目指します。
その上で本大会のテーマを「先知先哲に学ぶ技術の継承と発展」といたしました。我が国の消化器外科手術の技術は世界一です。その最高峰を極めるためにこれまで多くの諸先輩、先達の努力があってこその現在であります。そこに至るまでには多くの仮説、議論、検証があり、試行錯誤の連続であったはずです。物事を成し遂げる上での、目に見えない多くの積み重ねこそが重要で、下準備があってこそ真の成功につながると思われます。これが次の世代への発展の糸口につながると思われます。超一流の仕事を遂行するには「段取り8割、仕事が2割」と言っても過言ではありません。
これからの癌医療の基盤となるであろうprecision medicineへ向けて、招待講演とワークショップでは「ゲノム医療と消化器癌」について議論いただきます。内科領域との統合セッションとして、「腹腔鏡内視鏡合同手術」「内視鏡治療後の追加手術の妥当性」などの展望について、肝胆膵領域では、「IPNMの諸問題」や、「非B非C肝癌の実態と対策」「肝移植における抗ウイルス療法の諸問題」、炎症性腸疾患については、「内科と外科のトータルマネージメント」をテーマといたしました。
消化器外科としては、シンポジウムに「Robotic surgery vs Laparoscopic surgery for GI cancer in future」「食道胃接合部癌への治療戦略」「胃癌切除後の再建」「進行下部直腸癌に対する側方郭清」「ISRの治療成績」などを取り上げました。パネルディスカッションとしては「Borderline resectable膵癌治療」「閉塞性大腸癌に対する治療戦略」「食道癌サルベージ手術」「StageⅣ胃癌への新たな治療戦略」をテーマに、最新の治療について議論いただく予定です。
JDDW、秋の博多で有意義な学会となりますよう努力する所存でございます。多くの会員の皆様方のご参加をいただけますよう宜しくお願い申し上げます。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www.jddw.jp/jddw2017/

ピックアップ
安全な胃癌手術を目指して、特に、手術侵襲に伴う転移促進とdouble tract型ρ-Graham変法について

胃がんperspective Vol.9 No.2, 64-69, 2017
佐治重豊

昭和40年前後に卒業した私と同年代の外科医は、小学校が戦後教育の始まりで「カタカナ」から「ひらがな」に、入局数年後にカルテ記載が「独語」から「英語」に、研究室時代は顕微鏡と免疫染色による「形態学的診断」であったのが、研究を指導する頃にはRT-PCR法を用いた「遺伝子診断」に変わるという経験をしているはずである。一方、特訓に特訓を重ねて習熟した手術手技は、教授時代後半には腸管は機械吻合に代わり、腹腔鏡補助下手術の登場で出番が激減した。思うに、われわれの時代は、常に下から突き上げられ、歴史に翻弄された哀れな世代(?)で、自分の努力が報われない人生を送って来たのではとの思いが堪えない。そんな折、「私と胃癌」と題する企画を頂き、過去を振り返ることで、少しは自己アピールできるかもしれないと考え快諾した。理由の一つに、岐阜の大学病院は市内中心部に存在したが、手術適応のハイクラス患者の多くは名古屋へ流れ、残った症例は手術適応のボーダーラインか適応外の末期進行癌患者が多かったということがある。それ故、胃癌の場合は左内臓全摘や膵体尾脾や肝合併切除に、直腸癌では骨盤内臓全摘となる例が多かった。

記事を読む

学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
9/16~9/21 58 日本神経学会学術大会
宇川義一
京都
国立京都国際会館
9/23 22 PEG・在宅医療学会学術集会
倉敏郎
札幌
札幌コンベンションセンター
9/28~9/30 76 日本癌学会学術総会
中釜斉
横浜
パシフィコ横浜
9/28~9/30 51 日本小児内分泌学会学術集会
位田忍
大阪
梅田スカイビル
9/28~9/30 56 日本鼻科学会総会・学術講演会
増山敬祐
甲府
甲府富士屋ホテル

Editor's eye

2020年8月25日に開幕する東京2020パラリンピックまで、ちょうど3年となります。
このパラリンピックの起源は、1948年にイギリスで開催されたストーク・マンデビル競技大会だそうです。
脊髄損傷患者は二度と歩けず死を待つだけの生活を余儀なくされていましたが、神経科医のルードウィッヒ・グットマンは精神面に注目し、希望を持たせるためにはスポーツが必要と考え、様々な競技を試みました。
そして1948年、戦争により下半身不随となった軍人のリハビリのために、「手術よりスポーツを」を理念に掲げて始められたのが、現在のパラリンピックのルーツです。
この時の競技は、男性14名・女性2名の車椅子患者によるアーチェリー大会だったそうです。

2020年の大会では、22競技において世界最高峰の選手たちによる熱戦が繰り広げられることと思います。
グットマン医師の偉業に思いを馳せて、オリンピックと併せて是非パラリンピックにも注目したいですね。

編集部I
  • このメールは「学会アイ」に登録されているM-Square会員の方にお送りしています。
  • このメールは送信専用メールアドレスから配信しています。このままご返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。
  • 「学会アイ」配信先の変更は、メールアドレス変更フォームからお願いします。
  • 内容・記事に対するお問い合わせは、お問い合わせフォームからご連絡ください。
  • メールマガジン配信・停止の設定は、こちらより行ってください。
Copyright(c) 2012-2017 Medical Review Co., Ltd. All Rights Reserved.

地域とともに発展させる医学教育/栄養学の新潮流/多職種連携力を育む管理栄養士教育

[学会アイ] 投稿日時:2017/07/31(月) 09:00

M-Review Highlight
学会アイ

No.75 2017.07.31 発行:株式会社メディカルレビュー社

地域とともに発展させる医学教育/栄養学の新潮流/多職種連携力を育む管理栄養士教育

本日7月31日は、エジソンが蓄音機の特許を取った日です。
1877年のこの日に特許を取り、同年12月に行われた録音・再生のテストで童謡『メリーさんの羊』を吹き込んだ話は有名です。
エジソンは電話競争には負けてしまいましたが、その研究の際に、声を記録するための機械が必要になると閃いたことが、蓄音機発明のきっかけになったと言われています。

本号では「第49回日本医学教育学会大会」「第64回日本栄養改善学会学術総会」「第6回日本栄養学教育学会学術総会」をご紹介いただきます。ぜひご覧ください。

目次
「第49回日本医学教育学会大会」2017年8月18日(金)~19日(土)
「第64回日本栄養改善学会学術総会」2017年9月13日(水)~15日(金)
高齢CKD患者のリハビリテーション栄養の必要性
「第6回日本栄養学教育学会学術総会」2017年9月16日(土)

学会・研究会開催のお知らせ

第49回日本医学教育学会大会

会 期 2017年8月18日(金)~19日(土)
会 長 塚本泰司
(札幌医科大学学長)
会 場 札幌コンベンションセンター(北海道)
塚本泰司先生
第49回日本医学教育学会大会

平成29年8月18日(金)と19日(土)の2日間、札幌コンベンションセンターにて第49回日本医学教育学会大会が開催されます。北海道での開催は37年振りとなります。地域医療教育に積極的に取り組む道内大学の特徴を出すことも考え、「地域と共に医学教育を発展させる」をテーマにしています。海外(オーストラリアとイギリス)から、地域医療、多職種連携、卒前・卒後一貫教育に取り組む二人を招請し、特別講演をお願いしています。シンポジウム、ワークショップ、一般講演の他に、大会長講演、ノーベル化学賞受賞者講演、インターナショナルセッション、学生セッション、学術展示などもあり、有用な情報交換の場が提供されます。また、前日の8月17日(木)にはプレコングレスワークショップを、終了翌日の8月20日(日)にはシムリンピックが札幌医科大学で開催されます。わが国の医学教育の発展につながるよう、役割を果たしていきたいと考えています。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www.c-linkage.co.jp/jsme49/index.html

学会・研究会開催のお知らせ

第64回日本栄養改善学会学術総会

会 期 2017年9月13日(水)~15日(金)
会 長 酒井徹
(徳島大学大学院医歯薬学研究部実践栄養学分野教授)
会 場 アスティとくしま(徳島県)
 
第64回日本栄養改善学会学術総会

この度、第64回日本栄養改善学会学術総会を開催させていただくこととなりました。四国4県の学会員で組織された実行委員会が中心となり、現在、開催の準備を鋭意進めているところです。
今回の学術総会では、「栄養学の新潮流~四国から発信する食と健康の新しい融合~」をメインテーマとしました。年一回開催される学術総会は、学会事業の重要な一環であると考えております。学術に関する学会独自の方向性を示しつつ、本大会に参加する学会員の皆様に、食や健康に関する最新の知見あるいは実践栄養活動に関する議論を通じ、新たな創造が生み出される学術プログラムを提供できればと考えております。
今回の大会を盛会にして次の新潟大会につなぐことができるよう、支部の会員が一丸となり全力で学会運営にあたりますので、ぜひ徳島の地に足をお運び頂くようお願いいたします。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www.convention-w.jp/kaizen64/index.html

ピックアップ
高齢CKD患者のリハビリテーション栄養の必要性

Nephrology Frontier Vol.14 No.1, 40-44, 2015
若林秀隆

高齢CKD患者では、低栄養、サルコペニア、フレイルを認めることが少なくない。そのため、これらの有無と原因を評価した上で、リハビリテーション栄養の考え方で対応することが必要である。サルコペニアの原因は、加齢、活動、栄養、疾患に分類される。リハビリテーション栄養とは、栄養状態も含めて国際生活機能分類で評価を行った上で、障害者や高齢者の機能、活動、参加を最大限発揮できるような栄養管理を行うことである。高齢者では、併存疾患(消化管疾患、悪性腫瘍、慢性臓器不全など)や加齢による摂食嚥下機能低下、味覚と嗅覚の低下、歯を含めた口腔機能低下などのために低栄養を認めやすい。認知症やうつ病といった精神要因、併存疾患による多剤内服や薬剤副作用といった薬剤要因、また、独居や介護不足、経済的問題といった社会要因も、高齢者の栄養状態に悪影響を与える。また、高齢者ではサルコペニアを1~33%に認める。

記事を読む

学会・研究会開催のお知らせ

第6回日本栄養学教育学会学術総会

会 期 2017年9月16日(土)
会 長 津田とみ
(徳島文理大学人間生活学部教授)
会 場 アスティとくしま(徳島県)
 
第6回日本栄養学教育学会学術総会

このたび第6回日本栄養学教育学会学術総会を、徳島にて、第64回日本栄養改善学会学術総会と連携開催させていただくこととなりました。全国の“栄養学の教育学”に関心のある皆様と共に有意義な会がもてますよう、準備を進めております。
メインテーマを「多職種連携力を育む管理栄養士教育」とし、多職種連携教育に既に取り組まれている先生方から、今まさに栄養学教育に取り組み始めたという方々まで、幅広くご参加をいただけるプログラム構成になっております。また前回・前々回好評でしたラウンドテーブルを今回も継続し、全員参加のフランクなディスカッションとコーヒーブレイクも楽しんでいただければと思い、企画いたしました。
是非、徳島での学術総会にご参加下さいますようお願いいたします。“栄養学教育学”の展望に繋がる時間を共有し、来年の新潟大会へバトンタッチしたいと願っています。ご参加お待ち申し上げます。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www.dobun.co.jp/JANE/general_meeting.html

学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
8/5 8 日本脳血管・認知症学会総会(VAS-COG Japan 2017)
内山真一郎/小室一成
東京
虎ノ門ヒルズフォーラム
8/5~8/6 20 日本地域看護学会学術集会
村嶋幸代
別府
B-Con Plaza 別府国際コンベンションセンター
8/25~8/27 38 日本核医学会PET核医学分科会 PETサマーセミナー2017 in 奈良
御前隆
奈良
ホテル日航奈良
9/7~9/8 30 日本口腔・咽頭科学会総会ならびに学術講演会
三輪高喜
金沢
ホテル日航金沢
9/8~9/9 52 日本アルコール・アディクション医学会学術総会
岡村智教
横浜
パシフィコ横浜
9/8~9/9 32 日本乾癬学会学術大会
照井正
東京
品川プリンスホテル

Editor's eye

大雨時行(たいうときどきふる)。
七十二候の一つで、8月2~6日。
夏真っ盛りの蒸し暑い日の突然の夕立は、涼を呼び、乾いた大地を潤し、過ごしやすくしてくれます。
ただ、突然の雨でもゲリラ豪雨(集中豪雨・局地的大雨)は災害が起こる可能性があるので、注意が必要ですね。
九州の集中豪雨や東北・北陸での大雨の影響により、全国各地で避難生活を余儀なくされておられる方、被災された地域の皆様にはお見舞い申し上げますとともに、一日も早い日常が戻ってきますよう、心よりお祈り申し上げます。

 

編集部I
  • このメールは「学会アイ」に登録されているM-Square会員の方にお送りしています。
  • このメールは送信専用メールアドレスから配信しています。このままご返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。
  • 「学会アイ」配信先の変更は、メールアドレス変更フォームからお願いします。
  • 内容・記事に対するお問い合わせは、お問い合わせフォームからご連絡ください。
  • メールマガジン配信・停止の設定は、こちらより行ってください。
Copyright(c) 2012-2017 Medical Review Co., Ltd. All Rights Reserved.

てんかんの理解を深める/SST発展で希望の持てる未来へ/最適のがん医療

[学会アイ] 投稿日時:2017/06/30(金) 09:00

M-Review Highlight
学会アイ

No.74 2017.06.30 発行:株式会社メディカルレビュー社

てんかんの理解を深める/SST発展で希望の持てる未来へ/最適のがん医療

旧暦の6月末に行われる神事、「夏越の祓」。
本日6月30日は日本各地の神社で茅の輪をくぐる伝統行事が行われます。 八の字を書くように3度くぐると病気や災いを免れることができるとされています。
また、水無月(和菓子)を食べたりお酒を飲んで暑気払いする習慣があるそうです。

本号では「第10回日本てんかん学会東海・北陸地方会」「第23回SST全国経験交流ワークショップ in 金沢」「第15回日本臨床腫瘍学会学術集会」をご紹介いただきます。ぜひご覧ください。

目次
「第10回日本てんかん学会東海・北陸地方会」2017年7月8日(土)
Special Articles ①てんかんと合理的配慮
「第23回SST全国経験交流ワークショップ in 金沢」2017年7月14日(金)~15日(土)
「第15回日本臨床腫瘍学会学術集会」2017年7月27日(木)~29日(土)
特集 Onco-Cardiology―がん化学療法と心血管合併症:総論

学会・研究会開催のお知らせ

第10回日本てんかん学会東海・北陸地方会

会 期 2017年7月8日(土)
会 長 今村淳
(岐阜県総合医療センター小児科部長)
会 場 じゅうろくプラザ大会議室(岐阜県)
今村淳先生
 

この度下記の要領にて「第10回日本てんかん学会東海・北陸地方会」を開催させていただくことになりました。この会は東海4県(静岡、愛知、岐阜、三重)と北陸3県(富山、石川、福井)の地区のてんかんに関わる医療関係者の診療・研究の発展および生涯教育に資すること、また医療関係者でない一般の方々に、てんかんという疾患についての理解を深めていただくことを趣旨として開催するものです。
今回は岐阜県で初めて開催する会であり、日本てんかん協会岐阜県支部の共催のもと、鋭意準備をすすめております。本会は下記に示しますとおり、市民公開講座・地方会本会・イブニングセミナーの3部構成になっており、どのセッションからもご参加が可能です。
市民公開講座では岐阜県のてんかん専門医のお二人の先生に、小児科医および脳神経外科医の立場からそれぞれご講演いただきます。
地方会本会では12題の一般演題をいただいており、東海・北陸地方のみではなく、全国レベルの地域からご発表いただきます。
イブニングセミナーでは、てんかん診療に造詣の深い愛知医科大学小児科教授の奥村彰久先生に“急性発作の診療:新生児と小児”の演題でご講演いただきます。
岐阜市は金華山や長良川で代表されるように山紫水明の自然豊かな美しい町です。学会終了後にお時間があれば、鵜飼いや長良川での花火の鑑賞を楽しまれてはいかがでしょうか? スタッフ一同、皆様のお越しをお待ちしております。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://plaza.umin.ac.jp/~tokaies/

ピックアップ
Special Articles ①てんかんと合理的配慮

Epilepsy Vol.10 No.2, 15-19, 2016
西田拓司

2016年4月、「障害者差別解消法」と「改正障害者雇用促進法」が施行された。両法の制定・改正は、国連の障害者権利条約を締結するに先立ち、障害者施策にかかわる国内法制度の整備の一環として行われた。障害者差別解消法は、行政機関や事業主に対して、日常生活全般の分野で障がいのある人に対する差別を禁じることを定めており、そこでは合理的配慮をしないことも差別であるとされている。また、改正障害者雇用促進法は、雇用主による労働者に対しての合理的配慮の提供は、法的義務であるとしている。てんかんの分野でも障がいのある人に対して、医療、福祉、雇用、教育など、さまざまな領域で合理的配慮が行われることになる。しかし、現状では合理的配慮について、その具体的な内容が関係者の間で周知されているとはいいがたい。障害者差別解消法と改正障害者雇用促進法、および関連する法律を概観し、てんかんの分野における障がいのある人への差別の禁止としての合理的配慮について述べる。

記事を読む

学会・研究会開催のお知らせ

第23回SST全国経験交流ワークショップ in 金沢

会 期 2017年7月14日(金)~15日(土)
会 長 鈴木道雄
(富山大学大学院医学薬学研究部神経精神医学講座教授)
会 場 石川県地場産業振興センター(石川県)
鈴木道雄先生

平成29年7月14日(金)・15日(土)に、第23回SST全国経験交流ワークショップを石川県地場産業振興センター(金沢市)において開催します。今回の経験交流ワークショップのテーマは、「つなげよう未来、広げよう社会 ~北陸(ここ)からはじまる明日への一歩~」としています。ワークショップにおける交流を通じて、わが国のSSTがさらに発展し、この社会で暮らすすべての人が、生活の質を高め、より希望の持てる未来へ向かうことを願っています。
プログラムは各種研修会、全部で14の分科会の他に、西園昌久先生による特別講演、皿田洋子先生による副会長講演、菊知充先生による教育講演、シンポジウム、そして市民公開講座を予定しています。
ぜひこの貴重な機会に、全国から多数のご参加をお待ちしています。勉強の合間には、北陸の山海の幸を堪能し、古都・金沢の雅びにもふれていただきたいと思います。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://23th-workshop.jasst.net/

学会・研究会開催のお知らせ

第15回日本臨床腫瘍学会学術集会

会 期 2017年7月27日(木)~29日(土)
会 長 谷本光音
(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
血液・腫瘍・呼吸器内科学教授)
会 場 神戸コンベンションセンター(兵庫県)
谷本光音先生

このたび第15回日本臨床腫瘍学会学術集会を2017年7月27日(木)から29日(土)の3日間、神戸市で開催いたします。
今回の学術集会テーマは「最適のがん医療-いつでも、何処でも、誰にでも-」としました。がん対策基本法が施行されて10年が経過した今、がん医療の均てん化がどこまで進んだのかを議論、検証し、将来に向けた方策を探りたいと考えております。さらには全会期を通じて岡山大学鹿田キャンパス内のJunko Fukutake Hallを患者さんや市民の方々に開放し、神戸会場と映像を結んで議論できるセッションも行います。また「領域横断的体系の継承」、「グローバル化の更なる推進」、そして「最新成果の公表と情報共有」を学術集会のサブテーマとして位置づけております。
盛夏の開催となりますので、少しでも涼しさを感じていただけるよう工夫を凝らしております。一人でも多くの皆様にご参加をいただき、実りのある学術集会としていただければ幸いです。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://23th-workshop.jasst.net/

ピックアップ
特集 Onco-Cardiology―がん化学療法と心血管合併症:総論

CARDIAC PRACTICE Vol.27 No.2, 15, 2016
赤澤宏

循環器疾患の罹患や死亡は生活習慣の欧米化と高齢化によって近年急速に増加してきているが、わが国では依然として悪性新生物で亡くなる人の割合が最も多い。がん患者を数多く診療する専門施設だけでなく一般施設においても、循環器内科医の多くが、がんを合併する患者を担当する機会が増えてきていると実感しているであろう。がん治療においては、化学療法や放射線治療の進歩により寛解率や治癒率の向上がみられる一方で、薬剤による副作用、特に心毒性や血栓塞栓症が大きな問題となりつつある。がんに対する有効な治療を継続していくためにも、心血管系の副作用を予防あるいは最小限化することが求められている。

記事を読む

学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
7/6~7/7 79 耳鼻咽喉科臨床学会総会・学術講演会
山下裕司
下関
海峡メッセ下関
7/6~7/7 49 日本動脈硬化学会総会・学術集会
松本昌泰
広島
広島グランドプリンスホテル
7/13~7/15 25 日本乳癌学会学術総会
岩瀬弘敬
福岡
マリンメッセ福岡 他
7/16~7/18 53 日本周産期・新生児医学会学術集会
板橋家頭男
横浜
パシフィコ横浜
7/20~7/22 51 日本ペインクリニック学会大会
飯田宏樹
岐阜
長良川国際会議場
7/27~7/29 35 日本骨代謝学会学術集会
田中良哉
福岡
ホテル日航福岡
7/29~7/30 35 日本美容皮膚科学会総会・学術大会
山田秀和
大阪
グランフロント大阪

Editor's eye

今年も残すところあと半年となりました。
時間が経つのは早いですね。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。
また、子どもの頃よりも大人になってからの方が時間が早く経つように感じられます。
同じ時間の経過でも、年齢や気分によって感じ方が変わってくるから不思議です。
面白いことに、時間の経過は、動物の体のサイズによっても変わってくるそうです。
ゾウはネズミに比べて時間が18倍ゆっくり流れていることになるのだそうです。

2017年後半は、楽しく充実した時間を、より長く過ごしたいものです。

 

編集部I
  • このメールは「学会アイ」に登録されているM-Square会員の方にお送りしています。
  • このメールは送信専用メールアドレスから配信しています。このままご返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。
  • 「学会アイ」配信先の変更は、メールアドレス変更フォームからお願いします。
  • 内容・記事に対するお問い合わせは、お問い合わせフォームからご連絡ください。
  • メールマガジン配信・停止の設定は、こちらより行ってください。
Copyright(c) 2012-2017 Medical Review Co., Ltd. All Rights Reserved.

肝癌診療のエビデンスとコンセンサス/症例報告を中心に精神医学を学ぶ

[学会アイ] 投稿日時:2017/06/12(月) 17:00

M-Review Highlight
学会アイ

No.73 2017.06.12 発行:株式会社メディカルレビュー社

肝癌診療のエビデンスとコンセンサス/症例報告を中心に精神医学を学ぶ

本日6月12日は、「児童労働反対世界デー」です。
国際労働機関(ILO)が2002年に制定し、世界各地で毎年キャンペーンが行われています。
2012年時点で児童労働者数は1億6,800万人。世界の子どもの約9人に1人が児童労働者だそうです。
児童労働者の多くは紛争地帯や災害被災地で暮らしていることから、2017年の児童労働反対世界デーでは、紛争や災害が児童労働に与える影響に焦点を当てています。

さて、今号では「第53回日本肝癌研究会」「東京精神医学会第110回学術集会」をご紹介いただきます。ぜひご覧ください。

目次
「第53回日本肝癌研究会」2017年7月6日(木)~ 7日(金)
腎細胞癌術後に出現した肝腫瘍
「東京精神医学会第110回学術集会」2017年7月8日(土)
特集 統合失調症診療の新たな展開 特集にあたって
学会レポート「第60回日本腎臓学会学術総会」

学会・研究会開催のお知らせ

第53回日本肝癌研究会

会 期 2017年7月6日(木)~7日(金)
会 長 國土典宏
(国立国際医療研究センター理事長/東京大学
肝胆膵外科・人工臓器移植外科教授)
会 場 京王プラザホテル(東京)
國土典宏先生

第53回のテーマは、「肝癌診療 エビデンスとコンセンサス」といたしました。エビデンスに基づく肝癌診療ガイドライン初版が2005年に発刊されて以来、Evidence Based Medicineの考え方がわが国の肝癌診療にも浸透しました。第4版ガイドラインも、2017年に完成予定です。一方でコンセンサスについては、これまで確立した方法論に基づいた形成作業が充分行われているとは言えない状況です。本研究会では肝癌診療に関わる重要なClinical Questionを取り上げ、エビデンスを検証するとともにコンセンサス形成を行う場を提供したいと思います。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www.c-linkage.co.jp/jlcsg53/index.html

ピックアップ
腎細胞癌術後に出現した肝腫瘍

The Liver Cancer Journal Vol.8 No.2, 71-76, 2016
浅岡良成 ほか

腎細胞癌術後に出現した肝腫瘍の症例を経験した。画像診断では、肝転移と肝細胞癌との鑑別が困難であり、示唆に富む症例であったため報告する。

記事を読む

学会・研究会開催のお知らせ

東京精神医学会第110回学術集会

会 期 2017年7月8日(土)9時より15時まで
会 長 池淵恵美
(帝京大学医学部精神科学教室主任教授)
会 場 帝京大学本部棟2階 臨床大講堂
 (帝京大学病院となり)(東京)
池淵恵美先生
 

症例報告を中心に臨床実践に即した17演題で、症状・器質性精神障害、統合失調症圏の治療、気分障害、思春期・青年期への支援の4セッションです。いずれも精神神経学会専門医の単位取得可能です。
*ランチョンセミナーでは、治療に反応しない精神病症状が長く継続したが、20年の経過の中で回復し一般就労している当事者とその支援者の体験談があります。
*15時30分より18時30分まで引き続き生涯教育研修会を開催します。「外来でケアの難しい疾患」をテーマに、林直樹先生、松本俊彦先生、西園マーハ文先生にお話しいただきます。こちらは日本精神神経学会の会員であれば参加できます。専門医の単位取得ができます。

 

●学術集会への参加者は守秘義務を負う東京精神医学会会員医師に限定されます。
●当学会への入会は精神科医師に限られ、理事の推薦が必要です。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www.tkypa.org/top/meeting_guide

ピックアップ
特集 統合失調症診療の新たな展開 特集にあたって

Pharma Medica Vol.34 No.9, 7, 2016
大森哲郎

統合失調症の急性期治療として、高力価のハロペリドールと低力価のクロルプロマジンを併用し、しかも高確率で出現するパーキンソン症状に対して予防的に抗コリン薬も処方するのが標準的であった時代はずいぶん昔のように思えるが、実はまだ20年も経っていない。この疾患の薬物治療は、この期間にすっかり変化したことに改めて気付かされる。新規非定型抗精神病薬の従来薬に対する効果そのものにおける優越性が報告されているが、その導入とともに薬物を単剤・適量で使用するという処方習慣が根付いたことにそれ以上の意義がある。過剰鎮静やパーキンソン症状の出現を回避しながら治療を進めるのが、当然視されるようになっている。

記事を読む

学会レポート

第60回日本腎臓学会学術総会

会期 2017年5月26日(金)~28日(日)
会長 伊藤貞嘉
(東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座
腎・高血圧・内分泌学分野教授)
会場 仙台国際センター
 
 

高尿酸血症合併CKD患者の腎機能低下に対するフェブキソスタットの効果
~プラセボ対照二重盲検試験~

 

近年の疫学研究で,尿酸は慢性腎臓病(CKD)の発症・進展のリスクファクターであることが示されており、種々の尿酸トランスポーターの関与などが明らかとなってきている。そんな中、高尿酸血症を合併したCKDステージ3の患者を対象とした、フェブキソスタット投与による腎機能低下抑制効果を前向きに検証したFEATHER studyの結果が、第60回日本腎臓学会学術総会にて、東京慈恵会医科大学名誉教授の細谷龍男氏より発表された。
本試験は64施設から登録された443例を無作為にフェブキソスタット群(221例)とプラセボ群(222例)に割り付け、主要評価項目としてeGFRの1年当たりの変化量を2年間経過観察した研究である。副次評価項目として血清尿酸値6.0mg/dL以下達成率、痛風関節炎や有害事象の発現なども検討された。
細谷氏によると主要評価項目であるeGFRの傾きは両群間で有意差は認められなかった。副次評価項目について、血清尿酸値6.0mg/dL以下達成率はフェブキソスタット群でプラセボ群より有意に高かった。また痛風関節炎の発現率ではフェブキソスタット群でプラセボ群より有意に少なかった。本試験の対象患者は、痛風関節炎の既往のない患者を対象としており、これは痛風関節炎の既往のない高尿酸血症を有するCKDステージ3の患者に対して、フェブキソスタットを投与することにより、痛風関節炎の予防を示した、初めての臨床試験結果であると同氏は述べている。
年齢、性別、合併症の有無など、部分集団も解析した結果、女性および糖尿病を合併している患者について、eGFRの傾きはフェブキソスタット群でプラセボ群より有意に小さかった。この結果について細谷氏は、近年の観察研究において女性では、高尿酸血症により腎機能が影響を受けやすいこと、また糖尿病は心血管系イベントの独立した危険因子であることが示されており、このようなハイリスク患者の腎機能保持に対する可能性が、今回の臨床試験で示唆されたと語った。

学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
6/23 39 日本癌局所療法研究会
大辻英吾
京都
国立京都国際会館
6/23~6/24 22 日本緩和医療学会学術大会
有賀悦子
横浜
パシフィコ横浜
6/29~6/30 42 日本睡眠学会定期学術集会
伊藤洋
横浜
パシフィコ横浜
6/30~7/1 48 日本職業・環境アレルギー学会総会・学術大会
藤枝重治
福井
AOSSA
7/6~7/7 49 日本動脈硬化学会総会・学術集会
松本昌泰
広島
広島グランドプリンスホテル
7/8~7/9 41 日本小児皮膚科学会学術大会
大嶋勇成
福井
福井商工会議所

Editor's eye

6月に入り、雨に濡れる紫陽花の美しい季節になりましたね。
この梅雨の時期から初夏にかけて楽しむことができるのがホタル鑑賞です。
日本で特に人気が高いホタルはゲンジボタルだそうですが、このゲンジボタルの光が点滅する間隔は地域によって異なることが知られているそうです。
気温や時間にもよりますが、東日本では4秒に1回、西日本では2秒に1回、東西の境界付近では3秒に1回光るとのこと。
蒸し暑い夜、ふうわり舞うホタルを愛でながら過ごしてみてもよいかもしれませんね。

編集部I
  • このメールは「学会アイ」に登録されているM-Square会員の方にお送りしています。
  • このメールは送信専用メールアドレスから配信しています。このままご返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。
  • 「学会アイ」配信先の変更は、メールアドレス変更フォームからお願いします。
  • 内容・記事に対するお問い合わせは、お問い合わせフォームからご連絡ください。
  • メールマガジン配信・停止の設定は、こちらより行ってください。
Copyright(c) 2012-2017 Medical Review Co., Ltd. All Rights Reserved.
«前へ
トップページへ戻る
メディカルレビュー社の学会データベース
Diabetes Frontier Online - レクチャー 糖尿病患者の外食
糖尿病領域のオンライン投稿誌 Diabetes Frontier Online
2017年学会カレンダー 学会代表者からのメッセージもございます!
国際学会発表 世界に伝わる情報発信術指南「流れがわかる英語プレゼンテーション How To」 佐藤雅昭・著
COPD Selected Papers Online COPDに関する論文紹介 著名編集委員が厳選した最新の文献をご覧頂けます。
新刊・定期媒体のご紹介・ご購入はこちら メディカルレビュー社 医学書の編集、印刷、出版
メールマガジン「M-Review Highlight」配信中!
 

メディカルレビュー社の医療関係者向け会員制サービス「M-Square」に登録していただくと、これらのメールマガジンをご購読いただけます。

「M-Square」とは?
メールマガジンのご紹介

【PR広告】

目次から記事を探す