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臨床腫瘍学の国際化:Beyond Borders -Nation, Organ, Profession-/みんなで拓こう新しい時代のエンパワードSST

[学会アイ] 投稿日時:2018/06/22(金) 09:00

M-Review Highlight
学会アイ

No.90 2018.06.22 発行:株式会社メディカルレビュー社

臨床腫瘍学の国際化:Beyond Borders -Nation, Organ, Profession-/みんなで拓こう新しい時代のエンパワードSST

今週は群馬県渋川市、大阪府北部と大きな地震が続きました。
震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々ならびにご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
不自由なこと、不安なこと、困難な状況が続いていることと思います。
皆様が一日も早く元気になれますよう願っています。

さて、本号では「第16回日本臨床腫瘍学会学術集会」「第24回SST全国経験交流ワークショップ in 東京」をご紹介いただきます。ぜひご覧ください。

目次
「第16回日本臨床腫瘍学会学術集会」2018年7月19日(木)~21日(土)
がん免疫療法の分類と現状
「第24回SST全国経験交流ワークショップ in 東京」2018年7月28日(土)~29日(日)

学会・研究会開催のお知らせ

第16回日本臨床腫瘍学会学術集会

会 期 2018年7月19日(木)~21日(土)
会 長 中西洋一
(九州大学胸部疾患研究施設教授)
会 場 神戸国際会議場 他(兵庫県)

この度、2018年7月19日(木)、20日(金)、21日(土)の三日間、神戸市におきまして、第16回日本臨床腫瘍学会学術集会を開催させていただくことになりました。
今回の学術集会はテーマを「Beyond Borders -Nation, Organ, Profession-」としました。
海外から各領域の著名な研究者を招聘し、国際的にも最新かつハイレベルの議論を行える学会となることを目指します。またトラベルアワードの枠を拡大し、より多くの演題を集めたいと考えています。
国内では、本学術集会より学術プログラム企画方法が見直され、15の領域部会が新設されました。臓器・職種横断的なプログラム編成を行い、バランスのとれた学会を目指します。さらに、激動する臨床腫瘍学、薬剤開発や規制、法規など、今最も注目されるトピックスをテーマとし、充実したプログラムを計画しています。
国を超えて、臓器を超えて、職種を超えて、がんに関わる全ての人にとって有意義な学術集会となるよう全力を尽くして準備させていただく所存です。
7月の神戸にて、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げています。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www.congre.co.jp/jsmo2018/

ピックアップ
がん免疫療法の分類と現状

がん分子標的治療 Vol.15 No.2, 15-19, 2017
玉田耕治

がんに対する免疫療法の試みには100年以上の歴史があるが、長い間がんに対する標準治療として認められるレベルの臨床効果を示すことは困難であった。しかしながら、2010年代になり腫瘍反応性T細胞に対する免疫抑制の阻害を目的とした免疫チェックポイント阻害薬が開発されると、その優れた治療効果によりがん免疫療法の重要性が高く注目されるようになった。2017年現在、代表的な免疫チェックポイント阻害薬である抗PD-1抗体は6種類(日本では5種類)のがんに対して承認されており、非小細胞肺がんの一部においては、化学療法薬や分子標的薬よりも先に投与を推奨される第1選択薬として認められている。また、次世代のがん免疫療法として、抗PD-1抗体以外の免疫チェックポイント阻害薬、制御性T細胞(Treg)や骨髄由来免疫抑制細胞(MDSC)などの抑制性免疫細胞の除去や機能阻害を目指した治療法、遺伝子改変を加えたリンパ球を利用した免疫細胞療法、がん免疫療法同士あるいはがん免疫療法と化学療法などの組み合わせによる複合的がん免疫療法の開発など、多くの治療法の開発が世界中で積極的に進められている。本稿では、がん免疫療法の歴史や基本となる概念を紹介し、現在注目されているがん免疫療法について論述する。

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学会・研究会開催のお知らせ

第24回SST全国経験交流ワークショップ in 東京

会 期 2018年7月28日(土)~29日(日)
大会長 安西信雄
(帝京平成大学大学院臨床心理学研究科教授)
会 場 帝京平成大学 池袋キャンパス(東京都)

【テーマ】
 「みんなで拓こう新しい時代のエンパワードSST」
【会長講演】
 「e-SSTをめざして」丹羽真一
【シンポジウム】
 「SSTは進化する-エンパワードSSTの実際」
 (シンポジスト:福田正人、向谷地生良、池淵恵美、丹羽真一)
【ランチョンセミナー】
 「新しい世代の認知行動療法」熊野宏昭
 「統合失調症におけるリカバリーゴールの意義」平安良雄
【分科会】
 「グループの力を活かすSST」「アセスメントと行動分析」
 「子どもの支援のためのSST」「効果的な就労支援・定着をめざすSST」
 「オープンダイアローグから学ぶ」「マインドフルネス」など多数

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://24th-workshop.jasst.net/

お問い合わせ:第24回SST全国経験交流ワークショップin東京 運営事務局
(株)トリョウビジネスサービス内 24workshop@jasst.net FAX03-3547-9684

学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
6/23~6/24 24 日本精神神経科診療所協会学術研究会
千郷雅史
淡路
兵庫県立淡路夢舞台国際会議場
6/27~6/28 25 日本がん予防学会総会
今井田克己
高松
サンポートホール高松
6/27~6/28 41 日本がん疫学・分子疫学研究会総会
本荘哲
高松
サンポートホール高松
6/28~6/29 54 日本肝癌研究会
中島収
久留米
久留米シティプラザ
6/28~6/29 30 日本内分泌外科学会総会
伊藤公一
札幌
札幌プリンスホテル国際館パミール
6/29~6/30 33 日本老年精神医学会
川勝忍
郡山
ビッグパレットふくしま
6/29~6/30 19 ホルモンと癌研究会
鈴木貴
仙台
東北大学医学部 艮陵会館
7/5~7/7 12 パーキンソン病・運動障害疾患コングレス
髙橋良輔
京都
ハイアットリージェンシー京都
7/14~7/15 18 日本外来精神医療学会
小山文彦
市川
市川市文化会館
7/19~7/20 27 日本がん転移学会学術集会・総会
越川直彦
横浜
ホテル メルパルク横浜
7/19~7/21 52 日本ペインクリニック学会大会
井関雅子
東京
グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール

Editor's eye

6月22日は「らい予防法による被害者の名誉回復及び追悼の日」です。2001年のこの日、ハンセン病補償法が公布・施行され、2009年より厚生労働省主催による追悼式が開催されています。
ご存じのように、日本は強制隔離政策を長い間行ってきました。強制収容され、終生隔離で亡くなられた患者は多くいます。患者とその家族への偏見や差別、強制的な優生手術等々、多くの人の穏やかな日常生活が奪われ、尊厳が踏みにじられてきました。
今できることは、正しい知識と理解を持つことだとされています。このような歴史が繰り返されないことを願います。

「本当に怖いのは、らい菌なんかじゃないんですよ。
むしろ怖いのは、ハンセン病患者の苦悩をまともに見つめてくれない、
壮健たちの目ではないか。私はそう思っています。
我々の苦しみから目をそらして、これを見ようとしない、
壮健社会の目こそ怖いのです。 」
(多磨全生園入所者のことば より)

※壮健:療養所の外の健康な人

編集部I
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MDSJ ~国際化の時代へ~/あなたの想いが未来のペインクリニックを創る

[学会アイ] 投稿日時:2018/06/08(金) 09:00

M-Review Highlight
学会アイ

No.89 2018.06.08 発行:株式会社メディカルレビュー社

MDSJ ~国際化の時代へ~/あなたの想いが未来のペインクリニックを創る

6月8日はDNAの二重螺旋構造を発見したイギリスの科学者、フランシス・クリック(1916-2004)の誕生日です。もともと物理学者でしたが、1947年に生物学に転向し、1953年に2ページの論文をNatureに投稿します。その功績により、1962年にノーベル生理学・医学賞を受賞し、一躍生物学界のスターになりました。
科学者間の微妙な人間関係が絡み合うなか、情報戦を制してノーベル賞受賞に至ったエピソードは有名です。ライバルの情報を盗み見するなどして実験を行わずに二重螺旋構造の論文を発表したわけですが、科学の世界はそれほど熾烈な競争の世界でもあるということなのかもしれません。
さて、本号では「第12回日本パーキンソン病・運動障害疾患コングレス」「日本ペインクリニック学会第52回大会」をご紹介いただきます。ぜひご覧ください。

目次
「第12回日本パーキンソン病・運動障害疾患コングレス」2018年7月5日(木)~7日(土)
パーキンソン病とフレイル・サルコペニア
「日本ペインクリニック学会第52回大会」2018年7月19日(木)~21日(土)
特集 がん治療医に聞く:実地臨床に必要な疼痛緩和の知識「はじめに」

学会・研究会開催のお知らせ

第12回日本パーキンソン病・運動障害疾患コングレス

会  期 2018年7月5日(木)~7日(土)
会  長 髙橋良輔
(京都大学大学院医学研究科臨床神経学教授)
会  場 ハイアットリージェンシー京都
(京都府)

この度、2018年7月5日(木)~7日(土)の3日間、第12回日本パーキンソン病・運動障害疾患学会(MDSJ)コングレスを、京都にて開催致します。
本コングレスでは、アジア・オセアニアを中心に海外講演者をお招きし、国際的な視野で運動障害疾患の診療、研究、教育を考える場を提供致します。様々なトピックスの教育講演、スポンサードセミナー、ランチョンセミナー、コントラバシーに加え、特別講演に岡野栄之先生をお迎えし、最新の神経科学の進歩に触れて頂きます。シンポジウムにパーキンソン病をはじめとして神経変性疾患における重要性が近年とみに認識されている「睡眠」を取り上げました。さらにレジデント教育企画として「パーキンソン病道場」、あらたに「症例検討とディスカッション」という少人数で深く症例を掘り下げる企画を設けました。PDナース研修会、人気のビデオディナーもご用意しております。最新の診療・研究の進歩を学べるとともに、基礎研究が治療と結びつき、革新的診断法・治療法の進歩につながりつつある現状を実感頂けると思います。皆様のご参加をお待ちしております。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www.c-linkage.co.jp/mdsj12/index.html

ピックアップ
パーキンソン病とフレイル・サルコペニア

Frontiers in Parkinson Disease Vol.10 No.3, 30-34, 2017
吉崎崇仁

最近フレイル・サルコペニアなどの言葉を聞くようになってきた。これらは超高齢化社会を迎えつつあるわが国において、ただの寿命ではなく、“健康”寿命を伸ばしていくことが課題となっているからである。骨折、易感染性、栄養失調、失禁など多彩な病態が組み合わさって日常生活動作(activities of daily living:ADL)の低下につながる状態を「フレイル」と呼んでおり、老化により活動量が低下し、筋肉量が減っていく状態を「サルコペニア」と呼んでいる。パーキンソン病(PD)は運動症状が中心の疾患であるが、ADLの低下も筋肉量の低下も差し迫った危機であり、老化に伴う虚弱状態を避けることは重要である。最近の研究では、PD全体としての予後はおよそ20年、幻視が見えてくると5年という予後が想定されている。最後の5年では幻視、転倒、認知症、施設入所などADL低下が連なっており、PDによる虚弱の部分がみえてくる。本稿では、PDにおけるフレイル・サルコペニアについて論じたい。

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学会・研究会開催のお知らせ

日本ペインクリニック学会第52回大会

会  期 2018年7月19日(木)~21日(土)
会  長 井関雅子
(順天堂大学医学部麻酔科学・ペインクリニック講座教授)
会  場 グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール
(東京都)

「痛み」は患者にとって辛く不快な自覚症状であり、生活の質を損なうものであるため、「いかに痛みを和らげるか」は、人類にとっても大きなテーマとなっています。本大会では、「あなたの想いが未来のペインクリニックを創る」をテーマに据え、最先端の疼痛研究から地域医療まで、幅広いプログラムを用意しております。サブテーマは「専門性と多様性への挑戦」とし、極めるべき専門性と、しなやかな多様性の両面の重要性を一緒に考えていきたいと思います。さらに、初めての女性会長として、子供同伴で講演を聴ける中継室の設置やポスターや展示会場の解放という新しい試みも採り入れました。多くの方々のご参加をお待ちしております。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www2.convention.co.jp/pain52/index.html

ピックアップ
特集 がん治療医に聞く:実地臨床に必要な疼痛緩和の知識「はじめに」

がん患者と対症療法 Vol.27 No.1, 6, 2018
佐々木治一郎

現在のがん治療は、がん治療に関わる主治医1人で完遂できるものではない。がん治療に関わるさまざまな職種の医療者によってがん治療チームが構成され、チームメンバーのそれぞれが得意分野で力を発揮してこそ、理想的な患者本位のがん治療を提供できる。チームメンバーは、がん治療に伴い患者に不利益をもたらす事象、いわゆる有害事象を熟知している。チームリーダーであるがん治療医が患者に治療を勧める理由は、有害事象がもたらす不利益よりも治療によって患者が得る利益が大きい(厳密にはその確率が高い)と信じるからである。つまりがん治療チームメンバーは、がん治療の際の患者の不利益を想定内かつある程度許容されるべきものとして認識している。しかしながら、有害事象の種類や重症度(grade)には個人差があり、治療で得られる利益をはるかに上回る不利益が患者にもたらされる場合があるため、がん治療チームはできるだけ有害事象が出ないように、出ても早期に回復できるように支持療法を発展させてきた。

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学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
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会期 学会名/会長 主会場
6/14~6/15 42 日本頭頸部癌学会
林隆一
東京
京王プラザホテル
6/14~6/15 91 日本ハンセン病学会総会・学術大会
横田隆
登米
国立療養所東北新生園
6/14~6/16 60 日本老年医学会学術集会
横出正之
京都
国立京都国際会館
6/14~6/16 10 日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(JOSKAS2018)
宗田大
福岡
福岡国際会議場 他
6/15~6/16 40 日本疼痛学会
植田弘師
長崎
長崎ブリックホール
6/15~6/17 23 日本緩和医療学会学術大会
木澤義之
神戸
神戸国際展示場 他
6/15~6/17 43 日本精神科看護学術集会
末安民生
名古屋
名古屋国際会議場
6/16~6/17 12 日本訪問リハビリテーション協会学術大会in北九州
志井田太一
北九州
北九州国際会議場 他
6/22~6/24 67 日本アレルギー学会学術大会
岡本美孝
千葉
幕張メッセ 他
6/28~6/29 30 日本内分泌外科学会総会
伊藤公一
札幌
札幌プリンスホテル国際館パミール

Editor's eye

もうすぐ父の日。怖いものの代名詞として父親が挙げられた「地震、雷、火事、親父」という言葉はよく知られていますが、最近では「イクメン」という言葉が一般的になり、父親の威厳は低下しつつあるようです。夕食時には父親に一品多く出されていた食卓風景も、見られなくなってきているのではないでしょうか。
少なくなったのは夕食のおかずだけではないようです。子どもが父親と過ごす時間も減少してきているという調査結果があります。そのようななか、家族と一緒に食べる回数を、現状の週9.7回から週11回以上に増やそうという第3次食育推進基本計画(2016~2020年)が始まっています。
生命や健康に関わる医療関係の仕事に従事しながらワーク・ライフ・バランスを図ることは難しいことかもしれません。しかし、お父さんと一緒に食事できる時間が少しでも増えたら、家族は嬉しいことでしょう。
多忙で、単身赴任で、遠方に住んでいるため、など様々な理由で家族と一緒に過ごす時間が少ないお父さんには、父の日に電話を一本かけてみませんか。

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多職種が集い、新生児のかけがえのない命を守るための戦略を練ろう

[学会アイ] 投稿日時:2018/05/10(木) 09:00

M-Review Highlight
学会アイ

No.88 2018.05.10 発行:株式会社メディカルレビュー社

多職種が集い、新生児のかけがえのない命を守るための戦略を練ろう

5月10日は「コットンの日」です。1995年に日本紡績協会が制定しました。5(こ)10(ten)の語呂合わせ、綿製品の店頭販売が5月に最盛期を迎えることが由来とされています。
コットンは紀元前から栽培されており、イギリスの産業革命によって世界的に綿産業が発展しました。現在は世界約90ヵ国で栽培されており、生産量は中国とインドが世界1位の座を競っています。
最近では、フェアトレードのコットン製品を手軽に入手できるようになりました。吸水性が高く、通気性が良く、優しい肌触りのコットン製品は夏を涼しく過ごせるため、クールビズにおすすめの素材の一つですね。

さて、本号では「第72回九州新生児研究会」をご紹介いただきます。ぜひご覧ください。

目次
「第72回九州新生児研究会」2018年5月26日(土)
病態生理から新生児心肺蘇生法アルゴリズムを理解する

学会・研究会開催のお知らせ

第72回九州新生児研究会

会  期 2018年5月26日(土)
代表世話人 青木幹弘
(独立行政法人国立病院機構長崎医療センター小児科)
会  場 i+Land Nagasaki(旧やすらぎ伊王島)(長崎県)
 
 

本研究会は1981年に、久留米で聖マリア病院新生児科部長の橋本武夫先生が第1回の会長(世話人)として始まり、第3回からは、春、秋の年2回の開催となり、九州・沖縄・山口地区の新生児医療に携わる医師、看護師、コメディカルが200名以上集まり、様々な臨床、研究の課題について議論し、新生児のかけがいのない命を守る戦略を練る場所であり、ホットな情報交換ができる会として発展してきました。
今回の特別公演は、新生児口腔ケア研究会の武田康男先生に「NICUにおける口腔ケアの意義と実際―発達を促す口腔ケアを中心に―」について、昭和大学江東豊洲病院の水野克己先生に「母乳バンクと経母乳CMV感染症」についてご講演いただきます。また、一昨年の日本周産期・新生児医学会で優秀論文賞を受賞した、聖隷浜松病院の廣瀬悦子先生に「30歳を迎えた極低出生体重児の長期追跡結果~結婚、出産について」もご講演いただけることになりました。
会場の伊王島は長崎駅から自動車で約30分のところに位置し、風光明媚なうえ温泉もあり、「島風の湯」からの眺めは絶景です。施設も今年4月にリニューアルオープンしたばかりでアトラクションも増えています。また、近くには世界文化遺産で映画のロケにも使用された軍艦島があり、クルージングも楽しむことができます。ぜひ、多数の方にご参加いただけるようお願いいたします。

ピックアップ
病態生理から新生児心肺蘇生法アルゴリズムを理解する

Fetal & Neonatal Medicine Vol.9 No.3, 27-32, 2017
細野茂春

新生児心肺蘇生法(neonatal cardiopulmonary resuscitation;NCPR)、特に分娩室での蘇生は小児・成人領域の心停止とその機序が異なる。成人の突然の心停止の多くは心原性心停止であり、その原因の多くは冠動脈の突然の閉塞による虚血性心筋障害、すなわち急性冠症候群による。一方、新生児においては胎内または胎外における酸素供給不足による呼吸原性心停止によるものがほとんどである。子宮内環境から子宮外環境へ移行、すなわち自発呼吸は85%の児において出生後30秒以内に出現する。この移行過程に不具合が生じたときに蘇生を必要とすることになる。NCPRのアルゴリズムは、出生後呼吸をしない新生児が胎内でどの程度低酸素にさらされていたのかを診断していくプロセスでもある。本稿においては、2015年版NCPRアルゴリズムに記載した番号に沿って、なぜそのような評価と介入が行われるのか、病態生理の面から概説する。

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学会カレンダー

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会期 学会名/会長 主会場
5/10~5/11 56 日本小児歯科学会大会
有田憲司
大阪
大阪国際会議場
5/10~5/13 70 日本産科婦人科学会学術講演会
八重樫伸生
宮城
仙台国際センター 他
5/18 15 糖化ストレス研究会
米井嘉一
東京
東京ビッグサイト
5/30~6/1 55 日本小児外科学会学術集会
窪田正幸
新潟
朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター
5/30~6/2 119 日本耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会
山岨達也
神奈川
パシフィコ横浜
5/31~6/2 60 日本小児神経学会学術集会
岡明
千葉
幕張メッセ 国際会議場
6/9~6/10 119 日本小児精神神経学会
松嵜くみ子
東京
跡見学園女子大学 文京キャンパス ブロッサムホール
6/15~6/16 54 日本小児放射線学会学術集会
北川博昭
東京
ギャラクシーホール(羽田空港第一ターミナル内)
6/16~6/17 9 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会
竹村洋典

三重県総合文化センター 他
6/22~6/24 67 日本アレルギー学会学術大会
岡本美孝
千葉
幕張メッセ 他
6/23~6/24 29 日本小児科医会総会フォーラムin横浜
横田俊一郎
神奈川
パシフィコ横浜

Editor's eye

もうすぐ母の日。今年は5月13日(日)です。
2016年の出生数は初めて100万人を下回り97万6,978人。過去最小となりました。
合計特殊出生率は1.44と前年から低下しています。
このまま推移すると、2060年の日本社会は、出生数48万人。1人の高齢者を1.2人の現役世代で支える肩車型の社会になるようです。

ちなみに、フランスやスウェーデンでは、出生率が1.5~1.6台まで低下した後、フランスでは1.92、スウェーデンでは1.85(共に2015年)と回復傾向にあります。
経済的支援や保育の充実のほか、出産・育児・就労に関して幅広い選択肢を示した環境整備を行った結果とみられています。
子育て世代の母親に対して優しい社会に変わっていかない限り、日本の未来も変わらないかもしれませんね。

でも、社会を変える前に、まずは自身の母親に優しく。
日曜は、いつも言えない感謝の気持ちを伝えてみませんか。花を1本添えて。
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癌局所微小環境の細胞・分子メカニズムと精密医療の幕開け/敵はアルデヒド~糖化ちゃうねん、醛化やねん~

[学会アイ] 投稿日時:2018/04/20(金) 09:00

M-Review Highlight
学会アイ

No.87 2018.04.20 発行:株式会社メディカルレビュー社

癌局所微小環境の細胞・分子メカニズムと精密医療の幕開け/敵はアルデヒド~糖化ちゃうねん、醛化やねん~

4月20日は「郵政記念日」です。1871年4月20日に郵便制度が実施され、それまでの飛脚制度に代わり新しく郵便制度を実施したことから、1934年に逓信省(現 日本郵政グループ)が「逓信記念日」として制定し、1950年に「郵政記念日」と改称されました。
ちなみに、郵便料への都道府県別1世帯あたりの支出金額は多い順に、1位奈良県(858円)、2位北海道(854円)、3位三重県(836円)となっており、1位の奈良県と一番少ない沖縄県(262円)とでは3倍以上の開きがあります(総務省「平成26年全国消費実態調査結果」より)。

さて、本号では「第39回癌免疫外科研究会」「第15回糖化ストレス研究会」をご紹介いただきます。ぜひご覧ください。

目次
「第39回癌免疫外科研究会」2018年5月17日(木)~18日(金)
Imprecision medicine から precision medicine へ
「第15回糖化ストレス研究会」2018年5月18日(金)
一億総活躍社会実現のためのアンチエイジング

学会・研究会開催のお知らせ

第39回癌免疫外科研究会

会  期 2018年5月17日(木)~18日(金)
当番世話人 吉田和弘
(岐阜大学大学院医学系研究科腫瘍制御学講座
腫瘍外科学分野教授)
会  場 岐阜都ホテル(岐阜県)

本研究会の主題は、「Ⅰ. 癌局所微小環境の細胞・分子メカニズム」 「Ⅱ. Precision Medicine(精密医療)の幕開け」と致しました。癌と免疫は局所と全身の両面から評価すべきであり、主題Ⅰの癌局所微小環境の様々なメカニズムの解明、主題ⅡのPrecision Medicineの実際や将来展望について議論を期待致します。癌治療は、新たな分子標的薬に加え、今後は分子標的薬同士、化学療法や放射線療法との併用による臨床効果の検証が重要です。また、次世代シークエンサーによる癌ゲノムの解明は精密な個別化治療を加速するでしょう。本研究会では医療を癌と免疫の観点から検証し、実臨床に役立つ知識の整理のみならず、次世代医療につながるDiscussionができればと考えます。

 

詳細は研究会公式ホームページをご覧ください。
http://www2.convention.co.jp/jrssci39/

ピックアップ
Imprecision medicine から precision medicine へ

がん分子標的治療 Vol.15 No.1, 6-10, 2017
南博信

腫瘍ゲノムの解析が進み、遺伝子の変化に応じた分子標的薬が一部の腫瘍で著効を示し、遺伝子情報に基づいた個別化治療が行われている。今までは1つの遺伝子変化に対し1つの薬剤が開発されてきたが、技術が進歩し多くの遺伝子の変化が同時に解析できるようになり、複数の薬剤が選択肢となりうるようになった。遺伝子変化で腫瘍を再分類しそれぞれに対応する薬剤で治療する個別化治療が現実のものとなりつつあり、precision medicineとして注目されている。しかし、多くの薬剤はいまだ開発段階であり、腫瘍ゲノムを解析するクリニカルシーケンスもいまだ研究段階である。これらも臨床的有用性を示してはじめて実地臨床に導入されるのであり、precision medicineといえどもevidence-based medicineでなければならない。腫瘍ゲノムは腫瘍内・腫瘍間で差異があり、また常に変化する。これらをモニターするには末梢循環血中の腫瘍DNA(ctDNA)などを利用するliquid biopsyが期待される。Precision medicineは腫瘍ゲノムだけでなく、生活スタイル、環境要因の個人差にも基づいた個別化治療を目指す。膨大な情報を収集する技術・体制の確立が必要である。

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学会・研究会開催のお知らせ

第15回糖化ストレス研究会

会  期 2018年5月18日(金)
理事長 米井嘉一
(同志社大学大学院生命医科学研究科
アンチエイジングリサーチセンター教授)
会  場 東京ビッグサイト(東京都)
 

今回のテーマは「敵はアルデヒド(醛):糖化ちゃうねん、醛化やねん」。糖化ストレス反応はアルデヒド基を有する化合物が主たる原因です。進化の過程で生体は敵がいかに危険かを知り、敵に対する備えが周到であることがわかります。敵の姿がわかれば新たな対策が生まれるでしょう。演題として、アカデミアからはSIP「抗糖化機能性食品の確立」としてマンゴスチン、クロモジ、ヤーコン、米糠γオリザノールの話を同志社大学 米井嘉一教授、「アルツハイマーと糖化ストレス」をテーマに愛媛大学 伊賀瀬道也特任教授、「食品機能性科学と脳科学から糖尿病・肥満症予防に迫る:玄米有効成分γオリザノールの可能性」と題して琉球大学 益崎裕章教授の講演を企画しました。
近年、血糖値スパイク(食後高血糖)の実態が食後高アルデヒド(醛)血症であることがわかってきました。糖化ストレス対策の第一段階である食後高醛血症対策に挑む企業研究者からの発表を準備しております。乞うご期待。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www.toukastress.jp/info/article/175

ピックアップ
一億総活躍社会実現のためのアンチエイジング

アンチ・エイジング医学 Vol.13 No.2, 59-66, 2017
米井嘉一

2016年の日本人平均寿命は男性80歳、女性86歳と大変長寿であるが、一方で健康寿命をみると、平均寿命より男性で7年、女性で11年短い。この間は不健康な状態を余儀なくされる。介護が必要な場合もあり、家族が介護のために仕事から離脱する場合も少なくない。一億総活躍社会の実現のためにはこのような状況をできるだけ減らす必要がある。そこで「介護の要らない高齢者を目指す」を標語の一つに掲げる抗加齢医学(アンチエイジング医学)の登場となる。本稿では、一億総活躍社会実現に向けて、メタボリックシンドローム(メタボ)、運動器の障害(ロコモティブシンドローム;ロコモ)、認知症(cognitive impairment;コグニ)に焦点を当て、アンチエイジング医学の果たす役割について述べる。

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学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
4/21~4/22 1 日本うつ病リワーク協会年次大会福島大会
佐久間啓
郡山
ビッグパレットふくしま
4/26 27 お茶の水腎不全懇話会
富野康日己
東京
損保会館
4/27~4/29 58 日本呼吸器学会学術講演会
平田一人
大阪
大阪国際会議場 他
4/29~4/30 20 日本在宅医学会 第20回記念大会
川越正平
東京
グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール
5/9~5/11 46 日本血管外科学会学術総会
貞弘光章
山形
山形テルサ 他
5/10~5/12 95 日本消化器内視鏡学会総会
五十嵐良典
東京
グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール
5/10~5/13 70 日本産科婦人科学会学術講演会
八重樫伸生
仙台
仙台国際センター 他
5/11~5/13 72 日本口腔科学会学術集会
有地榮一郎
名古屋
ウインクあいち(愛知県産業労働センター)
5/11~5/13 72 日本栄養・食糧学会大会
辻英明
岡山
岡山コンベンションセンター 他
5/12~5/13 18 日本核医学会学術総会・春季大会
畑澤順
東京
虎ノ門ヒルズフォーラム

Editor's eye

あたたかい春の雨が穀物を潤す季節になりました。田植えが始まる時期ですね。
最近では、自然豊かで生き物いっぱいの田んぼで、ひんやりとした泥の感触を裸足で捉えながら田植えを楽しむイベントが各地で開催されています。
米の1人当たり年間消費量は、単身世帯や共働き世帯の増加など社会構造の変化を受けて、昭和37年度の118kgをピークに、平成28年度には54kgと半分以下にまで減少しています。
日本で米離れが進む一方、海外ではおにぎりブームが起こっています。特にアメリカでは1個2~3ドルとやや高めの値段ながら、ニューヨークやサンフランシスコでおにぎり屋が繁盛するなど、健康志向の高い外国人がグルテンフリーの米を日々の食事に取り入れ始め、米人気が高まってきているそうです。そのような海外市場を見据えて、そして米農家の所得や食料自給率の向上を図るため、米輸出量の飛躍的拡大を目標としたプロジェクトが始動しています。
また、米を中心とした日本型の食生活は栄養バランスが良いことから、認知症リスク、要介護リスクを低下させることが知られています。美味しいお米を食べながら、健康長寿を目指したいですね。

編集部I
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呼吸器病学~今日までの軌跡と確かなる未来予想図~/免疫不全患者の深在性真菌症

[学会アイ] 投稿日時:2018/04/06(金) 09:00

M-Review Highlight
学会アイ

No.86 2018.04.06 発行:株式会社メディカルレビュー社

呼吸器病学~今日までの軌跡と確かなる未来予想図~/免疫不全患者の深在性真菌症

1896年4月6日、ギリシャで近代オリンピック第1回アテネ大会が開催されました。この時の参加者は男性のみで、14ヵ国から241人の選手が集まりました。
レスリングには体重制限がなく、体操には綱渡りがあり、競泳は海上で行われるなど、現在の競技とはだいぶ様子が違ったようです。そのなかで大会ハイライトとなったのは、この五輪での試合が世界で初めてとなるマラソンでした。優勝したのはギリシャの羊飼いで、一躍ギリシャのヒーローになったそうです。
なお、このアテネ大会では財政難のため金メダルは用意されず、優勝者には銀メダルとオリーブの一枝が授与されたといいます。オリンピックの形は、100年以上の年月をかけて変わってきているのですね。32回目となる2020年の東京大会では、どんな歴史が刻まれるのでしょうか。

さて、本号では「第58回日本呼吸器学会学術講演会」「真菌症フォーラム第24回学術集会」をご紹介いただきます。ぜひご覧ください。

目次
「第58回日本呼吸器学会学術講演会」2018年4月27日(金)~29日(日)
高齢者肺炎における地域包括ケアシステム
「真菌症フォーラム第24回学術集会」2018年5月12日(土)

学会・研究会開催のお知らせ

第58回日本呼吸器学会学術講演会

会  期 2018年4月27日(金)~29日(日)
会  長 平田一人
(大阪市立大学大学院医学研究科呼吸器内科学教授)
会  場 大阪国際会議場・リーガロイヤルホテル大阪(大阪府)

今回のテーマは「―呼吸器病学― 今日までの軌跡と確かなる未来予想図」です。生活習慣の変化や社会の高齢化が進んだ今日の日本においては、呼吸器疾患診療の重要性が益々高まっています。アレルギー疾患の増加に伴い気管支喘息の有病率は高まり、喫煙が関連する慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺癌においても、その重要度が増しています。さらに、肺炎は高齢者に致死的となりうる疾患で、COPD、肺癌、肺炎による死亡を併せると、臓器別では呼吸器疾患が日本人死因の第一位となっています。この呼吸器疾患が注目される時代に、呼吸器病学は日々進化を遂げ、温故知新の精神で、20世紀から現在まで築いた先人の経験、叡智を理解し、現在から22世紀にも継代、発展していく必要があります。
本学術講演会は、呼吸器病学の今日までの軌跡を振り返り、それを継ぐ次世代に伝え、継続的な発展を確かなものとし、加えて、最新の研究成果にも触れる機会となるよう企画しました。皆様のご参加をお待ちしております。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www.jrs.or.jp/jrs58/index.html

ピックアップ
高齢者肺炎における地域包括ケアシステム

Pharma Medica Vol.35 No.8, 41-45, 2017
蝶名林直彦 ほか

肺炎の罹患率の高い高齢者に対する診療の規範として、すでに日本呼吸器学会が作成してきた市中肺炎(community-acquired pneumonia;CAP)や院内肺炎(hospital-acquired pneumonia;HAP)に対する診療ガイドラインが果たす役割は必ずしも十分ではなく、それは、高齢者は病院と在宅の中間的存在である介護施設などの医療関連施設に入所していることもあり、また高齢者肺炎はCAPとHAPの両方の特徴をもち、若年者とは異なる予後を示してきたからである。
そのような背景から、介護保険や国民皆保険などわが国に特徴的な医療制度を考慮し、介護(nursing)を加えた医療・介護関連肺炎(nursing and healthcare-associated pneumonia;NHCAP)を対象としたガイドラインが作成されたわけである。まさにこれは、本テーマである地域包括ケアシステムという場において対応すべきであるという概念から出発したガイドラインであり、ときに重篤となり人工呼吸に至るものから軽症例まで重症度スペクトラムが広い肺炎に対し、高齢化の進むわが国において時宜を得たものである。

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学会・研究会開催のお知らせ

真菌症フォーラム第24回学術集会

会  期 2018年5月12日(土)
会  長 岡 慎一
(国立研究開発法人国立国際医療研究センター
エイズ治療・研究開発センター センター長)
会  場 コングレスクエア日本橋(東京都)

このたび、第24回の真菌症フォーラムを主催させていただくことになりました。このフォーラムは、基礎・臨床で深在性真菌症を専門とする先生方が年1回集まり、熱心に討議する会です。
今回のテーマは、「免疫不全患者の深在性真菌症」にしたいと思います。近年では、免疫不全はエイズ患者に限らず、免疫抑制剤や生物製剤などの医療の進歩に伴う医原性免疫不全も大きな問題となっており、今後ますます深在性真菌症に対する基礎および臨床研究の重要性が増してくると考えております。例えば、エイズ患者では、Endogenous Infectionと考えられていたPneumocystis jirovecii pneumoniaが、腎移植患者の外来で頻回にOutbreakを起こし疾患概念を変えなければならなくなっています。
その他にも、迅速診断法の開発や薬剤耐性菌の出現・増加の問題、患者の高齢化に伴うNTM+アスペルギルス症の増加など多くの話題にあふれています。今回も、是非、例年通り内容の深い、参加して良かったと思われる会にしていきたいと思います。積極的なご参加よろしくお願いいたします。

 

詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://mycoses24.umin.jp/index.html

学会カレンダー

M-Reviewサイトアドバイザーの先生方よりご紹介いただいた注目の学会・研究会などをご紹介します。
※名前をクリックすると、M-Reviewに掲載されている先生の記事を読むことができます。

会期 学会名/会長 主会場
4/12~4/15 74 日本放射線技術学会総会学術大会(JRC2018)
錦成郎
神奈川
パシフィコ横浜
4/12~4/15 77 日本医学放射線学会総会
今井裕
神奈川
パシフィコ横浜
4/12~4/15 115 日本医学物理学会学術大会
小口宏
神奈川
パシフィコ横浜
4/13~4/14 55 日本臨床分子医学会学術集会
島野仁
京都
みやこメッセ
4/26 27 お茶の水腎不全懇話会
富野康日己
東京
損保会館
4/26~4/27 61 日本手外科学会学術集会
稲垣克記
東京
京王プラザホテル
4/26~4/28 62 日本リウマチ学会総会・学術集会
齋藤知行
東京
東京国際フォーラム
4/26~4/28 91 日本内分泌学会学術総会
中里雅光
宮崎
フェニックス・シーガイア・リゾート
4/29~4/30 20 日本在宅医学会 第20回記念大会
川越正平
東京
グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール

Editor's eye

玄鳥至(つばめきたる)。
七十二候の一つで、2018年は4月5~9日。
ツバメが南国から海を渡ってくる季節になりました。
ツバメの巣がある店は繁盛する、農作物の害虫を食べてくれるので農家に幸運をもたらすなど、ツバメが巣を作ると縁起が良いという言い伝えは様々あります。
しかし、いくつかの調査でツバメが減少しているという結果が報告されています。
巣作りしにくい西洋風家屋の増加や、里山や農耕地の減少によるエサの減少など、巣作り・子育てしやすい環境が減ってきていることには、私たち人間の生活と深い関わりがあるようです。 また、都市で巣を落とす人は農村の7倍いるそうで、全国の市街地でツバメの子育てが困難な状況が報告されています。ツバメは1回の繁殖で巣立つひな数が4羽以下になると将来的に生息数が減少する可能性が高まることが示唆されていますが、都市部では平均約3.9羽と4羽を切っています(2013-2015年)。
日本における少子化問題は、人間に限った話ではないようです。

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